第38話 ニューヨーク武者修行の旅2

朝、起きるとキッチンでリナちゃんがパンを切って焼き、ハーゲンダッツを載せて食べてて美味そうだった。


古着屋さんを探すというダイちゃんにつきあって、コウタくんと3人で出掛ける。


昨夜シエロを探しまわった14 st.駅で乗り換え、L線に乗りベッドフォードアベニューへ。

ベッドフォードは、いたる所にグラフィティ(壁に描かれたスプレーアート)とタグ(同じく壁にスプレーで書かれた文字)が書かれてて超いかがわしさ満点だった。

デリや食い物屋がたくさんあり、ベルギービールも豊富に売られていた。

ダイちゃんと電話で待ち合わせをして合流し、色々見て周るが結局めぼしいものは無く、地下鉄で14 St.に出て、F線に乗り換え、ヨークへ。


ヨークからブルックリンブリッジを渡って歩いた。

夕焼けを背にした自由の女神像が小さく見え、マンハッタンの夜景が目の前に広がる。

右手にはマンハッタンブリッジも見える。

とりあえず、3人でビデオや写真を撮ってはしゃぎまくる。

恋人がいたらデートしに来たいなぁ、と切ない妄想をする。


ブルックリン・ブリッジ・シティ・ホール駅から地下鉄に乗り、グランド・セントラルで乗り換えて、タイムズ・スクエアに行く。

超デカいビル群とネオン広告にクラクラする。

ブロードウェイのミュージカルの劇場がいっぱいあって、映画のワンシーンに紛れ込んだ様だった。


吉野家やマクドナルドは日本とメニューが違い、トイザらスは店内に観覧車があったりして面白かった。

歩き疲れたダイちゃんは先に帰り、僕とコウタくんでジャズバーに寄ってから帰った。


ドミトリーに戻ってからもビールをたらふく飲んで、ウノをやったり、お絵かきしりとりをやったりして遊んだ。


楽しい一日であった。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る