第8話 高学年の頃

五、六年の頃の担任の先生は丸山先生といった。

ブラジルにいた先生で、たまに授業中にブラジルでの出来事を面白おかしく話してくれたり、屋上で「赤白ハゲ」という、手繋ぎ鬼とじゃんけんのあいの子の様な遊びをしてくれたりした。

今でも、丸山学級のクラスメイトとはたまに会う。六年の頃のクラスメイトという事もあるだろうけど、クラスの繋がりが強かったと思う。


クラブ活動は、マンガクラブに入っていた。

幼稚園の頃はチーズドック屋さんか、(『太陽戦隊サンバルカン』のバルシャークに憧れていたので)海洋科学者になりたいと思っていたが、小学校の頃は漫画家になりたいと思うようになっていた。

マンガクラブの顧問の乙山おとやま先生は、僕の事を可愛がってくれて、僕の描いた漫画をよく、職員室の前の廊下に貼り出してくれたものだった。

当時影響を受けていたのは、やはり鳥山明先生の絵柄というか、まんま『ドラクエ』の漫画を描いていた。


また、当時流行っていたゲームブックを自分でも書いてみたいと、ノートに書いたりもした。

『GHOST TOWN』という、まんまゴーストタウンを舞台にしたゲームブックを作ったのだけど、絵柄はまんま『ドルアーガの塔外伝』に影響を受けてたり…。


また、テーブルトークRPGという遊びがあるみたいだよ、なんてんでボードゲーム版の『ドルアーガの塔』のボードとコマでもって、「多分こんな感じだろう」という想像上のTRPGモドキを遊ぼうとしてみたり。


あの頃は常にゲームの事ばかり考えていた気がする。

今もあまり変わってない気もするけど…。

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