第4話ルシファーの蹂躙跋扈



少年法等の一部を改正する法律(平成19年法律68号)が施行される2007年(平成19年)11月1日以前は、少年院送致の対象年齢は14歳以上とされていた。少年犯罪の凶悪化や低年齢化しているという世間の風潮に伴い、少年院送致の対象年齢を「おおむね12歳以上」に引き下げる “少年法等の一部を改正する法律案” は自民党・公明党の賛成によって可決成立した。同法案に対し日本弁護士連合会や自由法曹団などは反対していた。


彼は中学一年生13歳、それは彼にとってとても幸せな一年間だった、彼にとっては。


Sは一言で言えばキチガイだった、とやかく、強さに拘る、彼にとってはどこ吹く風であるが喧嘩両成敗という言葉がありこれが後に三つ禍根を生む要因になるだろうが彼にとっては強さとは一つの言葉で終わる。


天上天下唯我独尊エペックスプレデターと』


殺人教唆をした、催眠術、俗にいう精神支配マインドコントロール、トラックがSの母親を轢き殺した。


その後のSは呆気なかった、強さ強さと言っていたのが嘘のように彼は弱くなった。


肉親が死んだのが心に来たのだろう。


「つまり、愛を捨てれば………」


彼の独特な理論ではそうなるだろう、彼の理論は今日になるまで改められてない。


「よりこれの正確な話をしようか、自分の能力は禍神使役、その能力の真髄は生命力の譲渡、それに俺の歪んで腐りきった精神力をぶちこみ命令オーダーを与える、それは世界に秩序オーダーをもたらす、逆もある、不服従アンチオーダーを入れ知恵すれば世界に混沌アンチオーダーが生まれるんだよな」


陰謀論すら彼にとっては児戯に等しい。




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