山々を紅く染める (詩)

 子供の頃 家族で行った紅葉狩り

 山の景色なんて見てもつまらない 遊園地の方が良かったと タダをこねてたけど

 大人になった今 紅葉を見る度に思い出すのは、亡き両親と過ごした遠い日の思い出


 紅く どこまでも紅く染まれ

 そして命を燃やし尽くした後は 土へと還れ 

 また新たな命に 生まれ変わるために


 散りゆく運命にある 数えきれない木葉の命の火が 今年も山々を紅く染める

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