第314話 後後189 ロマンケーキ


(前話続き)


シューレの食堂で、昼間っから酒飲む2人。シューレと泉だ。店の奥ではドラゴン人達が昼間っから酒盛りしている。王たちである!!ちなみに将軍様も混じっている。

「なんだなー、ケッ!とか思っちゃうけど、見ちゃうんだよなー」

「ああ、ケッ!とか思うけど、面白いんだよなー」


あの2人は見てて面白いんだから仕方がない。


「まぁ、奴等は天然のボケ?っていうか、、、」

「なんつーか、、ぼやーっとした感じ?」

うーーーん・・・


「人畜無害?」

「んーー、、なごみ?」

「ああ、それっぽだな、、」


「ヒ王夫妻のアクを抜いたような、、」

「おう、それそれ」


「そんなあなたにっつ!!!」ヒ王

どこから湧いた?(シューレ、泉)

「つーか、そのセリフ気に入ったの?」泉

「ああ!!とっても、、、なんか、、良さげだろう?!!」ヒ

「・・・ああそーだな(棒)」泉、シューレ


「ガクさんとアニャータさんの噂話ですか?覗きですか?」つっこみ姫(ヒ王后)

「・・・・・まぁな、、おもしろいなぁ、、と思ってな」シューレ

「それが、我々と同じ感じだと!」ヒ


「いや、そうは言っていなかったはずだがなー」

「ま、いいでしょう!」ヒ

・・・


「で、今日はどんな覗きを?」姫

・・・・・・泉、シューレ


「いやあ!我々も今日はどんな感じの覗きで行こうかな?って持っていたのだよ!」ヒ

そう誇らしくつかあからさまに覗くのどーのってな、、、


「うん、ヲッチとか呼ぶほうがいんじゃないかな?」泉

「あっはっは、のぞきは覗きだろう?そのほうがロマンあるし!!」

あるのか????泉、シューレ


「主婦たち、家政婦達のロマンがみっちりっつ!!」姫

なんかいやなロマンだな?

つーか、それ、ロマンじゃないよな?


「あ、マロンケーキくださーい!」と注文する姫

・・・・


「まぁ、我々の使命としては、あの2人を観察し、時には導くことだ」シューレ

なんかヒ王夫妻に染まり始めたかな?


「ふむふむもぐもぐ、ほひぇへは

「飲み込んでからにしましょうね?お后様なんだから?」

ごっくん!「了解!」

さくっ、もぐもぐもぐもぐ

食うの優先か、、


「はっはっは!ボクラはドラゴン人だからね!」ヒ

関係あるのか???


「逆に読んで見給え、ドラゴン人」ヒ

んじんごらど、・・??

「わからん?」

「面白いだろう?」

「「っんねーよっつ!!」」


(だめだ、こいつらといるとどんどん混乱していきそうだ)シューレ

(おう、夫婦になってすげーな?倍以上になったぞ?相乗効果?4乗くらいになってるんじゃねーか?)泉

ガクの予言通りか?!!!とか驚愕する泉。

しねーよby泉


ばろーむ!!とかいいながら、L字に曲げた腕をから見つける夫婦!!

もう全くわからないシューレと泉


(医者か解呪師の仕事じゃねーの?)

(確かにそうだな、、もう私らの手にはおえん)


ウル虎の夫婦とか言っている2人を放置し、シューレと泉は逃げるように立ち去る

2人はなんかのネタに夢中になっているようだ、追ってこない


「なぁ、、先日ガクが言っていたのだが、、」泉

「おう、」シューレ、どんどんおっさんに


「この村って、どんどんアホになってきてる、というか、アホの集積場というか姥捨山と呼ぶほうがいーのか、、まぁなんだ、、」

「うむ、よくわかる」

・・・・・

(俺らも入っているのかなぁ?)

(まさか私も入ってるとか言い出さないよな?)


・・・あっはっはっはっは!!×2


で、2人の足はトリミング小屋に。


窓辺にもたれて中を覗く

いっしょうけんめいトリミっている2人が中に居る


「やっぱ和むわ」

「おう、、こう、、平和だなぁ、、って」

「おう、それだな。」


アホウの巣窟の中で、2輪のたんぽぽの綿毛を見るような、、

ほっとした瞬間を感じていた2人だった。

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