第250話 後後125 夫妻来襲。おっさんは海に釣りに
日のいずる国の国王夫妻は、我々の国らが東の大陸から軍を引き上げてきてからほどなくして、一度訪ねてきたという。
でもガクも泉もいないので、挨拶だけして帰っていたと。
で、先日、日のいずる国の駐武国王都領事館から「村に戻ったようです」と連絡が来たので、少し落ち着いた頃に行こうとなり、今日になったとのこと。
「お久しぶりです王様、お后(つっこみ姫)様」ガク
「別に公式の場じゃないんだから、、何時もどおりにしてもらわんと、、」王様
「ツッコミができないと?」ガク
「当然!」えっへんと王
・・・・・
「それだけのために、きたの?」ガク
「え?それ以外に何か?」王
OTL・・・・こいつ、、、
「嘘にきまっとろうが!」王
「んじゃ、モフりに?」ガク
「まぁ、、それは超重要項目ですねー」つっこみ姫
OTL・・・・・・楽園が荒される、、、
「え!うそですよ、少しだけですよ!すーこーしーだけっ!!」ツッコミ姫
「んじゃ、、シューレの食事に?」
「「それはもう!!」」
めんどくさいんでシューレ食堂に連れていく。
席についてランチを4人前(ガク、泉、王、つっこみ)頼む。
「日のいずる国でも、フィジニの料理があるじゃないですかー」ガク
「いやそうだけど、、、でもねぇ?」とツッコミと顔を見合わせる王
「肴っぽい料理ばかりだからだろ」泉
「まぁ、、そー、、あたり」王
「食べに行ったのか飲みに行ったのか、真っ昼間っから、、に、毎回、、」つっこみ
そーなるわな、、
「でもケーキもたまに試作してるんじゃ?」ガク
「最近、なんか”和ケーキ”とかわけわからんのが多くって、、まずくはないし、食べた後、おいしかった、っとは思うんだけど、、、」つっこみ
「うん、、でもまた注文すると、なんか見た目食べる気が、、、、な?」
「うん、、、」
ナニ作ってるんだろう?フィジニ、、、嫌がらせ?
「まぁ、やつは奥深すぎるから、、」泉
「まぁそーですねー、、あとあと判るとか、わからんこと好きだからなぁ、、」
「「それそれ!!」」
「うまいギャグを料理で表してみました、みたいなのが多いし、、」
「「そうそれ!!」」
「それに比べりゃ、シューレは素直に美味しく見え、見た目以上に美味いものを作る正統派のベテランだからな」泉
「うらやましいですよ」王
「ほんに、、」つっこみ
このギャグはどこからのだろう?いくつかあるからなあ、、、
結局、2人は3度お代りして満足してた。その後、領都に転移して(ガクと泉も)、シューレのケーキ屋でケーキを食いまくって帰ってきた。
「最高ですね、ここ」ツッコミ
「まぁ、食い物に関しては最上級だよ」王
それじゃ、食後の、、
と、つっこみと王はガクの家に向かう。
??と思いながら、ガクと泉は付いていく。
ガクの家の扉を開け放ち、
「みなさーん!きまちたよーー!!」つっこみ
わあーーー!!と、幼児達がつっこみに群がる!
王がストレージからいろいろなお土産とか菓子とかだして配る。
餌付けされてました。
「・・・・いつから?」と、王の横に行って訊くガク
「うむ、、君達が東に行ってからほどなくだろうか、最初に来た時に可愛くってねぇ、、すぐ転移で戻って菓子とかおもちゃとか買い漁ってくて戻ってきて配ってからだな」
「・・・・・何回ほど?」
「うん?毎週」
こいっつ!!!
「自国の子達は、いいの?」
「だいじょぶ、、ちゃんとうちの国内の子、全員、毎年正月にお祝い上げているから。(数え年なので)」
・・・・・・
「もふらせ
ぼっふんぼっふんぼっふん!とそこらじゅうから変態する音が聞こえ、子狼が溢れる
ナニこの天国っつ!!!
あ、、、、ツッコミが子狼にもみくちゃにされ、目が逝って口半開きでよだれ垂れ流している、、、、
こいっつつ!!!!
まぁ、、子どもたちが喜んでるからいいか、、、じいさんばあさんに甘やかされる孫達、みたいなもんか、、
「なんか、失礼な事、思ってない?」王
「え?まさかぁ?、、、ときに、王様、何歳でしたっけ?」
・・・・・
「人間も、人狼も、せいぜい100歳なんですよねー寿命」
・・・・
「ドラゴン長生きだから、皆おじいさんおばあさん並ですよねー、年齢的には」
「・・東で、ナニがあったの?なんか、わしらに当たり散らすの?」王
・・・・
はて?
「泉さん、鬱憤溜まってます?」ガク
「・・・・どうだろう、、少しはまだあるかもしれんなぁ、、ほんっとあれほどの、、なんつーか、、いらつくものしか居ない社会って、、、在る事自体アルシュノ奇跡的なもんじゃね?」
「いや、、俺の世界あんなもんだったけどな」
「「・・・・・・・・・」」
「だってほら、大田さん」
「あー、、、まぁ、、そうだよな、、、」
「・・・・」
「あと、あの処刑された奴、」
「あー、、まぁ、、でも、、多いの?あーゆーの、、」泉
「少ないでしょ、10人か20人に1人くらい?」
「「・・・・・・・・」」
「狩りに行く?狩り放題すれば少しはいんじゃないかな?」王、気を利かしてくれているようだ。
「ここいらじゃなぁ、、」泉さん
「んじゃ、海に行く?うみならでっかい魔獣多いし」
「いいんですか?」ガク
「いいともよ!!」
この子達もつれてくぅう!とか駄々こねるツッコミ姫を甘やかす王、子供隊全部と一緒に、南のどっかの島に転移でつれてって貰った。
ーー
「んじゃ、魔獣を釣りますか、、」王
でっかい木を釣り竿にし、蔦を数本撚って釣り糸にし、でっかい岩を削ってでっかい釣り針を作ってくれた王様。
で、それに、森で狩った3mほどのミノ太を突き刺し餌にする。
「で、誰がその竿を振るの?俺出来ないからね」ガク
「んじゃ、」
と、泉さんが両手にぺっぺとツバを吐いてこすりつけ、、でっかい竿(大木)にしがみつき?ぶーーん!!と振り舞わず、、
やべっ!と伏せるガク。その頭上をぶううん!とものすごい音を立てて通り過ぎる大木!
更にやべっ!と、飛び上がるガク!
砂地をざざざざざざーーーーーーっ!!と、ぶっとい釣り糸?が高速蛇のように通り過ぎる!引っ張られるミノ太君!
ぶいーーーーーんんんん、、、どっぽーーーん!!
泉さん、竿をくいっくいっと器用に動かし、、
ぐん!
「来たっつ!!イレグイだな!!」
まー、ここで釣りなんかする者いなかったろーし、、しかもミノだぜ?餌が。
さあ!何が掛かってるか!!
ゴム長?バケツ?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます