第153話 後後28 日のいずる国国王のライバル
その後10日ほどのんびり食っちゃ飲んじゃ寝ー、の毎日を過ごしていた。
あれだね、
気温が、昼間外を歩くと少々汗ばむくらいあり、辛い野菜がメイン食事をしてたら、、、体が締まった締まった。
こりゃいいやー、と、今までのケーキ分が全部落ちていんじゃね?とか思ってたが、船で武国にはいるけど、そこから北に上る。東武領は雪こそほとんど降らないが、寒いこた寒いのだ。
武国に入って北上する途中で少しばかり肥えればいいかとか一瞬思ったが、肥え要素がない。つまりケーキがない。
まぁ、、毛皮とか買って着てけばいいか、、、農国だっけ北だっけ、で、手に入れた毛皮持っとけばよかったなぁ、、重いんですぐ売っちゃったw
でもここいらは暖かいので売っていないから武国に入ってから買うしか無い。
で、そろそろ船出なので、帰国の準備、つまり買い残しとかないかな?のチェックを兼ねて、店や市場を回ることにした。
「あ、でも、先に商会にいこうぜ?」泉さん
「なんか用事っすか?」
「ほれ、軍の方、どうなったかな?ってな。旨く決まれば転移門だろ?」
「あー、、買い物の必要ないわな、、いつでも来れる、、」
「そうだ」
で、商会に行くと、、
「ああ、よかった、、、」と支配人さん
なんだと思ったら、昨日ここの王宮から呼び出しがあったそうな。
でも俺ら、宿を教えていなかった。
なので、店員動員して探していたそうだ。
王様以外のところでは、武国との軍事交流は勿論、同盟もほぼ肯定的になっているそうで、で、王様にこの件を上げたら、そこで止まって、今2人に面会してみたいと。
「なぜ?」
「内部の人からの話だと、ここの国王があなた達の話を聞いてから日のいずる国の国王と話したそうです。方法はわかりません。で、会わせないと今の件はストップだという。却下ではなく、保留のまんまだと」
「なんだ、会いたいだけか。行くぞガク」
「はい、、でも今から勝手に行っていいの?」
「いんじゃないですかね?特に何も指定されていないし、、」
支配人さん結構あれだな?ひとごと?
俺らは何も知らなかった。
ーー
・・・・・
・・・・・
「すみません、、、まったく、、、」ガク
(おう、、俺もわからん、、)泉
「・・・そうか?、よいと思ったのだがのう、、」王様
何が起きたのか?説明しよう!(しないとわからないよねw)
商会から直接王城に行きました。
王に呼ばれてきたって、門番に言って、中に連絡取ってもらったら、すぐに入れました。
で、中で待たされ、ほどなく謁見の間ではなく、王の私室の方に通され、、
いきなり怒涛のおっさんぎゃくやらダジャレやらをまくしたてられた。
突っ込める程度ならいーんだけど、、
どーつっこんでいいのかイマイチ不明のものばかり、、
だが、、王様が一生懸命考えたのかな?って思えるものなので、切り捨ても殺生だしい、、って
「すみません、まったく(通用しません)」と、どうにか言った、のだ。
「えっと、日のいずる国の王様とお話してた、というのは、コレ系のことですか?」
「え?そう、、ほれ、このあいだ奴は各国でボケツッコミ大会やったろ?うちでもやってなー。
儂はあれには大感動でなぁ、、
(?爆笑ではなく感動?)ガク
(????そういうものだったか?????)泉
で、わしもやってみたいと思っててなぁ、、で、ちょーど店の廃材?」
「ちげーよっつ!!!俺らごみかよ!!!」ガク
「お!これかっ!!おおお!!これが突っ込まれるって感覚かっ!!!うーん、、、、、生まれて初めてだ、、、
なんというか、、なかなか、、もったりまったりした、、なごみのうすい切れ味のなさそうな、、でも一種の嫌味な歓喜がそこここに沸き起こるようなえも知りもしない
「何がいいたいんかわかりません!!そこ、イマイチ切れ悪いっす!」ガク
「ああ、そこらへんなのか?」
「そうっすね、、もちっと、わかりやすく、でも”ちがうだろっ!!!”って怒られるような見当違い甚だしい内容がいいっす。短いほうがキレあるんで、基本そっちで、、」
「ふむ、、やつの初代相方だけあるなぁ、、」王
(なんか、お前の肩書が結構あさってになってんな?)泉さん
・・・・・・・・
「すみません、王様、、もしよかったら、僕の説明、どういうふうな感じできいておりますでせうか?」ガク
「え?君の?、、まず、日のいずる国国王の初代ツッコミ担当。その力量は今後も越える者はいないだろう、と言われているとかいないとか
「どっちなんだよ!!、、お約束ですので突っ込みました」
「おう、、この程度でいいのか、、うむ、、
で、だな、武国王宮つき学者。
挙句の果に
「挙句かい!!、、、、お約束で」
「おう、わるいね、、東武領小館村で老人部隊育成
「死に場所求めるんかい!!!、、、、今のは結構いいっすね!!!イケます!!」
「やっとか、、うむ、、ありがとう!。老人子供部隊を
「老人なんか子供なんかはっきししないし、敗戦直前国家の軍かい!!!、、、、、、もすこしこう、どちらかにかわりやすいといいっすね。」
「うん、言ってて思った、どっちかわからんって、、、だよなぁ、、なかなかおもしろいな。
で、その子供部隊が多分世界最精鋭だろうと言われている。その部隊長をしている。
20代半ば。独身。外来。
と、まぁ、、こんなところだろうか?」
「そうですか、、、相方、あの国王の元相方というのが、筆頭肩書ですか、、、」
「そうじゃ。あの国王のアレっぷりはもうあの大会で大陸中にばっちり刷り込まれたからな。もう砂消しでもけせないわなぁ、、」
「古いっすね、、今時のひとは知らないんじゃないすかね?」
「そうか、、そういったの考えないとダメなのか、、、うん、子供と孫を実験台にしよう、、」
(いやなじいさんだな)泉
「ええ、逃げられないようにしてくださいね?すべりっぱなしだと皆逃げ出しますよ?」
「え?そうか?そうか、、、、んじゃ、たまにていどか、、」
「ええ、その時は秘蔵のを披露されるくらいしないと、、身内に逃げられたらあとがないですよ?」
「えええ!!、、ああ、、部下とかは我慢してくれるもんなぁ、、、」
「限度在りますけどね、滑る程度によりますが、酷いと精神攻撃同様です」
「、、、なんか、わかる気がする、、、」王
で、今日明日を王宮で王相手にレクチャーすることになった。
それを以て、武国との軍事同盟の申請書類の許可と為す。と、その書類にサインしてくれた。
そのサイン終わったとき、
「あれ、んじゃ、わざわざ船乗って帰らずとも、少し待てば転移門できるじゃろ?」王
「ええ、、おっしゃるとおりです。ですが、吾々は今は旅人なのです。」
「まぁ、、そういうもんか、、、あっちの港から東武領までも、旅の続きか。」
「はい、楽しみです」
「いいのう、、、」
本音っぽかった。
あれかな?日のいずる国国王といい、こっちの当代は、みななんかある意味文化的好奇心強いのかな?
南部諸国の配下の4カ国の国王はしらんけど。
ーー
レクチャーの甲斐あったのか、、
「昨晩は、奴(日のいずる国国王)も認めるほどだったわ、はっはっは!!」王様
電話でもしている感じだよねー。
「では、、これからはあちらの王様とで、研鑽されますように、、」
「ああ、わかってる、やつをぐうの音もでないほどに!!」
「でも、、お二人ともボケ役なんで、、」
「ああ、それもわかっている。奴は妃候補がツッコミ候補でもあり、絶賛募集中でかなり試してみてるらしいな、、基準が”学以上のつっこみ”だそうだ。なんか、おぬし、候補達に恨まれそうだな?。なので、儂は妃にそれを求めたらぶっとばされたんで、外部に王宮付き学者の肩書で相方を探しはじめた。これも、やつと競争だ!!どちらがより相方とうまくできるか?だ!!」
王宮付き学者のイメージがそーなっていくんだなぁ、、
「お互い研鑽しあえる良いライバルで、よかったです。
成果は、、いつか、、どこかで、、なんかの、、大会を開催してください」
「まったくきたいしていないんだなっつ!!!!」王
ぱちぱちぱちぱち!!
「初ツッコミですね!!」ガク
「・・・・・おう、、、これが、、つっこみか、、、、なんとういう爽快な!!!妃を思いっきり蹴飛ばせたらこういう気持ちになれるかもしれない、みたいな!!!」
「あ、後ろに王妃様・・」
「んぎゃっつ!!!」
「うそです」
・・・・・・・・・・「心臓とまりかけたんだけどね、、、」
明日は出港だ。
僕らは船に乗る。
この、逝かれた世界から、まともなお国に帰るために、、 ぷw
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