第138話 後後13 特別編 ”大会”

ある時 あるボケツッコミ大会の会場。


でかい舞台。左右の袖からおにいちゃんと妹らしき子がそれぞれ入ってくる。


兄らしき子が手を目の上に掲げ、聴衆を見渡し


「でっかい農場だ!」兄(仮)


「は?どこが農場なんだ?」妹(仮) 。妹は口が悪いらしいようだ


「・・・・ばあちゃんがな、、人を見たらじゃがいもと思え、って遺言でな」兄(仮)


「・・・しっつれーなばばぁだな、、、ほれ、みてみろ、前の方のお客さんみなムカッて怒ってるぞ?」妹(仮)


「うん、あんたのバーさんでもあるんだけどね、、、

(聴衆に向かって)あ、、、、だいじょうぶですよー、みなさんがじゃがいもに似ているなんてないですからー、じゃがいもが皆さんにそっくりなだけですー!!!」兄(仮)


っぱーん!!!! 


少女が背に隠していたハリセンが兄(仮)の頭に弾けた!


「?」ぽりぽりぽり、、と頭を少しかく兄。ハエとか蚊じゃないから。


「おまえっつ!!いくらなんでもっ!シツレーだろっつ!!それに、見たくない事実を言っちゃって、かわそすぎるだろ?!!!特にあのご婦人たちとかっつ!!」


妹(仮)のハリセンを、その手から奪って、おもいっきりふりかぶって、、、、、どばっちーーーんん!!!


「本当にシツレーなやつを成敗しました!!」


ーー


「我々は武国から来ているんですが、実は今旅の途中なんです。」兄(仮)

「ああそうだ。旅は、、面白いよな」

「今、一瞬詰まったね?」

「、、、めんどくせ、とっとと国に帰りたい、、」妹(仮)、まじ発言っぽい

「だよなぁ?」兄、これもまじっぽい

・・・・・・・

「いや、おまえは俺の発言を否定しろよ?」

「いや、、実際の本音のこころの叫びは

とっとと今ズグ速攻で帰りたいぃぃいいいいい!!!

だから。」兄


「んじゃ、帰れば?」

「うん、、、でも帰ったら殺されちゃう、、、、出る時国境の警備兵が、今後、国境を越えて中に入ったらおまえ死刑だからな!って、、、」兄

「旅じゃねーじゃん、、、、国外追放されてんじゃん、、、放浪じゃん、、、捨て犬」


「ふん、、じゃがいもよりはマシだろ?」兄

すっぱーーーん!!!



ーー



「そんなことより、旅の醍醐味は食事だな!」妹(仮)

そんなこと?まぁいいか、、、

「うん、食事以外何があるのかな?ってのが事実だけどね!」兄(仮)

・・・・・・


「うっほん、、まぁ、各地の特長があるわけだ、、」妹(仮)

「特に不味い方は個性豊かだったよねー!!」兄(仮)

「そういえばそーだな?なんでだろ?」まじで話している感じの妹(仮)


「怨念です」兄(仮)

「・・・・おんねんんん?ふん、ネコでも居るのか?w」鼻で笑う妹(仮)


「いや、ちゃいまんねん、ねこおらへん、、

でな、」

懐からまたたびの乾燥粉末を出し、猫じゃらしを出し、ひとつまみの粉末を火口であぶり、煙がではじめる

にゃーにゃーにゃーに”や”ー”!!に”や”ー”!!に”や”ー”!!に”や”ー”!!に”や”ー”!!に”や”ー”!!に”や”ー”!!に”や”ー”!!

ネコまじ押しかけ、、ているように振る舞う2人

「うわっつ!!!、、ねこいるじゃん!!いっぱい来たじゃん!!!つか、、このだみ声、ねこじゃねーじゃん!!ね”ごじゃん!!!」


「なんだよね”ごって、、?w

で、

ま、こんなかんじの怨念なんす。


フラグたてちゃだめよ?フラグという怨念すごいよ?」



ーー



「旅は、食事以外にも楽しみいっぱいです、、花の季節はお花見とか」兄(仮)

「うちにいてもできるけどな、、」妹(仮)

「・・そう、旅は温泉!!、

・・あと、、おんせん、、それと、、、あー、、おんせん?、、で、、サラに、、、おんせんとか、、、」兄(仮)

「うん、あとは温泉程度しかないよね?」妹(仮)


「いや、そー言っちゃったら、温泉のない場所は旅に向かないじゃん、、、いや、逆だ、、そーですよ!!いや、そーですと大きく主張したい!!すべきなのだこの際っつ!!

だって、温泉以外に何楽しみあるってんですか?」兄(仮


「いや、俺は、、酒とかケーキとか、、いろいろあるぞ?」妹(仮)

「ああ、いいっすね、、酒、ケーキ、、食いに行きましょか、もう飽きたし、、」

「こら、ちゃんと〆てけ」


聴衆に向かって、

「ないしょですけどね?このひと、ケーキ肴に酒飲むんですよ?」兄(仮)


「いーだろー、うまいんだから、、、」妹(仮)

「でね、、みなさん、、ばばなクレープを肴に酒のんでみてください!すっごい!ですよー!!!」

っぱちーーーーーんん!!!


「うそつくなっつ!!そりゃ最悪の組み合わせだろーが!!」妹

「俺らの旅の最もでかい成果です!!!」兄

「ほかにも成果あるだろがっつ!!」芋

・・・

「何があるっての?」マジ顔兄

「早起きするだろーが、、」

「早朝の馬車に乗る時だけねー、それ以外は?」

「・・・遅くまで酒のんで、昼近くに起きて、、そとでケーキ食い歩きして、夜に酒のんで、、明け方帰って寝て、、」

すっぱーーーーん!!

無言で兄が妹にハリセンかます。

・・・

「えーと、、うちは、役割逆ですから、、一応、、」と言い訳がましい兄(仮)


「んじゃ、飲みに行くか、、」妹(仮)

「そーっすね、、」兄(仮)


「「ばっはっはーい」」と謎の古代語を残して、まじで会場を出る2人。


なにがどーなったのかわからん聴衆。


”落ちは?!!”


はずれた、はずれないとか通り越し、聴衆に残されたのは謎だった。





各会場、この程度が平均的だったようだ。

むつかしいね!!

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