第130話 後後5 ボケ土産、突っ込んでください。


王宮

最初に入っていった厨房の入り口から入る俺達。

「ええ!お客様なんですから、ちゃんと入り口から入ってきて貰っていーんですよ、、まったく王様ときたらろくなこと教えないんだから、、、」


ここの王の立ち位置って、、、



厨房側の廊下から居間?に入る俺達。

王様すわってほげーっとしていた。執務は?


「「只今帰りましたー」」

「おう、おかえり。おーい、茶を3人分たのむー!」


茶でテーブルを占領される前に、と、お土産を出す。


「親子丼豚肉バージョンだそうです」

目の前に置く。


「親子じゃないやんけっつ!!!!」王

パチパチパチパチ!!!

「お見事です♪」

いやぁ、、てへへへ(王)


「あとは大したものナイのですけど、、これとー、これくらいかなぁ、、」


・・・

えっと、これ?

鳥かご。小鳥一羽。


「ええ、ナイチンゲールの雄」


「あるやんけっつ!!!!!!」王


「おおーーー、本気ですね!!おみごとっつ!!」

いやぁ、、それほどでも、、てへへへぇ、、


「これ?何???」

「なんでも起き枕って、見ていると眠くなるソーです」

・・・・・

「起き枕、、、寝てないやんけっつ!!!!枕につかえんじゃないっかっつ!!!しかもぼーっと見てりゃなんでもねくむなるわっつ!!!詐欺かいっっつ!!!!」


「「おおおおおーーーー!!!4連発!!お・み・ご・と・っつ!!!」」

はっはっはっ!まぁなっ!!てへてへへぇ?


「まぁ3つ目はわかってて騙されて買ったんですけど、、」俺

「つっこんだんだろ?」王

「モチ論!!」

「あれか、、丸餅と板餅とどっちが旨いかとかゆーやつ?」

「お餅論争じゃないわっつ!!!」

ほわわーー・・・


「やっぱ、つっこまれるほうが気持ちいいな、、、」王

・・・・・・

天性だな、、

ええ、ですね、、

・・・・



メイドさんが見計らって茶を持ってきてくれた。なのでババナを渡した。ひとふさは菓子に使ってくださいって。


「ほう、ババナか、、子供の頃はよく食べさせられた」王

「え?そうなんですか?王子様だったのに?」

「おう、貧乏でなぁ、、」

・・・・・・・

「いや、国の方に金使わねばならなかったので、、、」

ええおうさまや、、、、しくしくしくしく、、、


「苦労したんやなぁ、、、ようやった、、えらいで、、」俺

「ベジタリアンのドラゴンか、、、」泉さん


「「良い話が台無しやんけっつ!!!!!」」

見つめ合う俺と王、

がっしり抱き合う!!!


「ツッコミコンビ誕生か、、良い瞬間に出会えたな」泉さん

「「あほうかい!!!」」


いや、もうきりないから、、

だなぁ、、休憩しよう、、つかれるわ、、


「でも、珍しく泉さんがボケましたね?」俺

「そうなのか?うまかったがなー」王

「ええ、全くそういう気、無かったんですけどねー」

「隠れボケか、、」

・・・・・つっこまんどこ、、


「いけず、、」王

「5点未満はスルーです」俺

「きっついなぁ、、」


「おまえ、うちに来ない?」王

「は?就職ですか?」

「うん、永久就職、嫁で」王

「「あほうかい!!!」」泉&俺

「そんでもって俺はおとこじゃい!!!」

ほわわわーー、、


くっ、、しまった、、、突っ込んでしまった、、、やるな、、(俺)

ふっふっふ、、わかいな♪(王)


「ドラゴンにかなうかいっつ!!!」俺

「いや、まぁ130だけどな」

「よゆうで生まれ変わっとるわっつ!!」


「だめだ、泉さん、俺しんじゃう、、」

「おう、、見てるだけでも疲れるな、、」

「いやいや、この程度、もうすぐ晩飯だからな!」王

「晩飯前かいっつ!!!」


「まじだめ!!!!」

「おう、帰るか、、」

「わかった、ごめん、もうしないからー!!」

・・・・・

・・・・

「「ほんとだなっつ!!??」」

「うん、もし、脊髄反射でボケたらスルーして?」

・・・・・・

まぁ、、そのくらいは仕方がないか、、

天性だからな

うん、天然だからね、、



晩飯は質素系だけど、流石に作りてが上手いのだろう、とても美味かった。

が、

いつボケかましてくるかびくびくだったんで、味は半分くらいしかわからなかった泉とガクである。

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