第131話 後後6 突っ込んだら負け!!


口角ひくひく言わせながらの王様の話によると、

王位受け継いだのが30年ほど前。国を立て直すのに必死こいて200年ほど苦労した前王は、国が安定し始めたら安心してぽっくりだったそうだ。

もともと晩婚で1000歳近かったんで「大往生」だという。ひとでいうと100歳だという。


「んじゃ王様も800とか900とか行くんですか?」

「多分なぁ、、苦労していないからもっと行くかもねー」

軽いなぁ、、


「んじゃ、ひとの嫁さんもらったら、一人じゃ足りないですね。寿命、70とかせいぜい80とかじゃないすかね?」

「うちの国だと今時は60−70みたいだね。ちょっとまえまで国民にも苦労させてたからねぇ、、」

「今はケーキ作り放題だぞ?」

「うん、その程度は贅沢ではないと思うよ?。美味しいおかしや食事は幸せになるだろう?」

ええおおさまや、、、


「確かに、他よりも豪華さというものは見ないなぁ、この国に入ってから」泉さん

「確かに、、」俺

「うん、ま、皆質素になれて、そのほうが気持ちいいってなってるけどね。贅沢はじめると切りがないっていうじゃないか?」

「そうですね、よく言われますね」俺

「ああ、それで身を持ち崩したり人間性崩壊させる阿呆おおいよな」泉さん


「「攻国の連中とかw」」俺&泉


「あっはっは、たしかにあそこはそーだったね。でもおかげでうちに巣食ってた連中も居なくなって助かったよ」

「へぇ、、そんな効果があったんだ、、」俺

「おう、、よかったな、そういうの聞くと、やった甲斐があるってもんだな」泉

「うちは、北や農国みたいに強い軍隊ナイからねぇ、、」王


いや、つっこまない、、つっこまないぞお!!


「ほら、農国は熊、北は狼でしょう?」王

・・・・・・「おまえはドラゴンやんけ!!!世界最強だろーが!!!」俺

「しまったーーーー!!!」俺


勝った♪by王


「いや、でもマジ話、古竜はうちだけだし、ほかの竜人は数えるほど。人狼も兵に揃えられるほど多くいない。

人口の半分はひと、残りの大半はネコとか犬とか鳥とか小動物系、リザードマン系とか居たらよかったんだが、全く。」

「随分偏ってるな?」

「森がない?」俺

「そう、魔獣が出る森がない。だから大昔から強い者は農国に移住してしまった。」

・・・・・


「まぁ、大昔は、古竜一匹で敵全軍やっつけられたからそれで十分だったらしいよ。今はねぇ?あの攻国でさえ、めんどうくさいくらい難儀だったんだから」

「「面倒くさい??」」


「ちまちま嫌がらせするように、んで、ちょっかい出してすぐ逃げるとか、、一般人として国内に入って騙してばかりで国内の資産を大量に持ち出しちゃうとか、、農作物を枯らせちゃうとか、、散々だった。」

うわー、、、せっこい、いやがらせ、、


「我慢も限界かな?もうあの国全部ブレスで焼き払おうかな?ってときに、武国があの国を滅亡させてくれた。

本当に助かったよ、、僕がやったら幾分生き残り出て、そいつらが大迷惑掛けまくってたと思う。」

可能性、あるよなぁ?

ええ、大いにありますね。


「でも、もうほかにろくでもない国、周辺にはないんだろう?」泉さん

「今は平気。農国は先もだいじょうぶだろうね、あの皇太子なら。武国も問題ない。南部諸国の中で少しあれなのがいるかな?ってところかな?」

「流石の情報網ですね」

「はは、獣人多いとそれなりに、ね」


「ああ、ここは西の国と付き合いあるのか?」泉さん直球ううう!

「西の?ああ、海の向こうの、、、ナイナイ、、なんかきな臭い話しか来ないし、、」

流石の情報網だなぁ、、小館隊にも見習わせたい、、、


「あ、、泉さん、うちの連中、こっちの兵に指導とか?」

「それは有り難いね、今を轟かす武国東武領の獣人軍団!」王

よく知ってるなぁーー、、


「わかった、それも明日頼んで見る。ガク、おまえんとこは王都と領都で忙しいから、うちのを回す。ネコ人犬人鳥人とかいるから、ちょうど良いだろう。」

「助かります、、うちの子達大きくなってきているけど、本隊にいれるのは、まだ、ねぇ、、」



「んじゃ、明日から少しみてやろうか?どうせ連絡の返事は数日かかるだろうし」泉さん

「ほう、数日のみで、、魔法使いの良いのがみつかったとか?」

油断も隙きもあったもんじゃねーなぁ、、、

「まぁな、、この国、多いのか?」

「ああ、ほかの国に比べりゃかなり多いと思う」

「くれ!!」


「本人がいいと言ったら、いいけど、、ほかの国には内緒な?」

「「勿論!!!」」

「あの丸餅と


「それはいいから!!」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る