111 最愛のペット

 うわーん、ジョンが死んじゃったよぉ。


 きのうまであんなに元気だったのに……


 エサだって毎日おじいちゃんがあげていたし、びょういんにもよくつれて行ってぐあいのわるいところがないか見てもらっていたのにさぁ。


 ジョン、さびしいかなあ……


 ママは『お友達のワンちゃんが沢山いるから心配ないわ』って言ってくれたけど、そんなこと分かんないじゃん。


 ごはんだって食べられるか分からないし、あそぶところだってないかもしれない。


 ああっ、おきにいりのおもちゃも忘れていっちゃった。


 ぼくは本当にしんぱいだよぉ……


 そうだ! おじいちゃんにまかせよう!

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