コメントありがとうございます。
意味について、私の想定している解釈はその通りです。
この作品の構想について、リドルストーリーと意味怖の境界ギリギリの作品を書いてみたいと思い作っております。
確定的な事は書いてありませんが『あんた』と『彼』という二つの人称代名詞から「彼氏以外の男」の存在を少し匂わせてみました。
ですが、本来会話していて代名詞を固定しているとは限らないですよね。ノロ気話をしていてついつい「彼」という普段使わない言葉を使ったのかもしれない。瞬間瞬間のテンションで相手を持ち上げたり蔑んだり、そこは人によって様々です。
私としてはこの文章だけではどちらともとれない文章に仕上げています(つもり、ですが)。が、前後の話や『意味怖集』ということで、読んでいる方が無意識の内に殺る、というイメージに引っ張られていったらな、と思って作った作品になっています。
単調なものや叙述的なもの、ひねくれたものなど雑多な意味怖集にしていますので包括的に楽しんでいただければな、と思っています。
湊かなえ先生のリバースのような終章はまだまだ書く事ができませんが、引き続き楽しんでいただければなと思います。