2020年11月27日 18:20 編集済
エピローグへの応援コメント
拝読しました😌所謂「時間がわだかまりを解消してくれたEND」なので。物語としてはやや物足りなさが残るのですが、ことリアリティを追求すると最もあり得そうな落としどころではあり──。この辺りは好みの問題もあるかもしれませんね。神奈と麗がお互い多感であるあの年頃に、僅かでも"再現部"に近づくことは困難だったかもしれませんが、個人的には十年の歳月が経過してしまう前に、何かしら二人の歩み寄りを示唆するものがあっても良かったのではないかな──というふうに思います。演奏シーン>凄く熱意を込めて書かれているのだろうなぁと感じました。特に第2話後半の神奈による演奏シーン。彼女は凡庸ではなく天才なので。彼女一人の演奏シーンとなったとき、はたしてどのような表現がなされるのだろうと思っていたら、ああそう来たかと。はっと気づけば、鍵盤から手を離しているところだった──。凡庸な人であれば、演奏の妨げになってしまうかもしれない怒りや苦しみさえ、彼女の才能の前では演奏に彩を与えるポジティブなものへと変換されてしまう。神奈が才ある者であると、改めて読み手に認知させる良いシーンだったと思います。呼吸を楽しいと思う人が一体どこにいるというのだろう?>本作で最も刺さった一文でした。無意識と意識の境にあるのが呼吸ですからね。意識的にしばらく止めることは可能だけれど、ずっとというわけにはいきませんし、「あっ、うっかり呼吸忘れてたわ」なんてこともあり得ない(笑)「××は自分にとって呼吸だった」という一文はよくありますが、この"一押し"はとても好きです。読ませていただきありがとうございました😌
作者からの返信
姫乃さん、ご丁寧なレビュー及び応援コメントをありがとうございます。辰井さんのご紹介からお越しいただいたかと思いますが、別作品を読んでアドバイスまでいただけて、大変嬉しかったです。ラストの展開については本当におっしゃる通りで、アップするときに年月に頼りすぎで唐突な感じがするなあと自分でも思っていたのですが、高校の時に書いた話をそのまま持ってきたので、まあこれも若さかとそのまま上げたのでした。今の視点から、何かしら歩み寄るきっかけのようなものをまた考えてみたいと思います。演奏シーンは意識して、伴奏時は技巧的なことを、独奏時は表現的なことを中心に書きました。独奏の方は『主よ人の望みの喜びよ』という曲のつもりで書いたのですが、ソナタ形式の展開部が短調で人の苦しみの表現になっているんですね。そこにシンクロさせて昇華させた形にしました。私の中で彼女の才能は、曲への理解力と表現力が並外れている設定にしていたので、その点が伝わったようで安心いたしました。「呼吸を楽しいと思う人がどこにいるだろう?」という一文については、神奈のピアノに対するスタンスを表す上で真っ先に思い付いたフレーズなので、刺さったようで嬉しいです。意識/無意識の境でもありますし、神奈にとっては生きる上で当たり前で不可欠な行為として挙げたつもりでした。また、姫乃さんの作品やTwitterの方でもレビューをご紹介してくださって本当にありがとうございました。また『小説を書きたくなる』と思っていただけるような小説を書けるよう精進いたします!
2020年11月27日 17:35
第1話への応援コメント
はじめまして、姫乃只紫と申します😌麗れいは手にしたフルートを構えた。>「れい」は「麗」の読み仮名ですかね🙂演奏のシーンとそれ以外のシーンで文章の長さが使い分けられているのが、良きですね。テンポを意識して書かれているのだなぁと感じます。
お読みくださりありがとうございます!また、ルビのミスまでご指摘ありがとうございます。気付いていなかったので非常にありがたかったです。演奏の表現は意識して書いたので、お褒めいただいて大変嬉しいです!
編集済
エピローグへの応援コメント
拝読しました😌
所謂「時間がわだかまりを解消してくれたEND」なので。物語としてはやや物足りなさが残るのですが、ことリアリティを追求すると最もあり得そうな落としどころではあり──。
この辺りは好みの問題もあるかもしれませんね。神奈と麗がお互い多感であるあの年頃に、僅かでも"再現部"に近づくことは困難だったかもしれませんが、個人的には十年の歳月が経過してしまう前に、何かしら二人の歩み寄りを示唆するものがあっても良かったのではないかな──というふうに思います。
演奏シーン>
凄く熱意を込めて書かれているのだろうなぁと感じました。特に第2話後半の神奈による演奏シーン。彼女は凡庸ではなく天才なので。彼女一人の演奏シーンとなったとき、はたしてどのような表現がなされるのだろうと思っていたら、ああそう来たかと。はっと気づけば、鍵盤から手を離しているところだった──。凡庸な人であれば、演奏の妨げになってしまうかもしれない怒りや苦しみさえ、彼女の才能の前では演奏に彩を与えるポジティブなものへと変換されてしまう。神奈が才ある者であると、改めて読み手に認知させる良いシーンだったと思います。
呼吸を楽しいと思う人が一体どこにいるというのだろう?>
本作で最も刺さった一文でした。無意識と意識の境にあるのが呼吸ですからね。意識的にしばらく止めることは可能だけれど、ずっとというわけにはいきませんし、「あっ、うっかり呼吸忘れてたわ」なんてこともあり得ない(笑)「××は自分にとって呼吸だった」という一文はよくありますが、この"一押し"はとても好きです。
読ませていただきありがとうございました😌
作者からの返信
姫乃さん、ご丁寧なレビュー及び応援コメントをありがとうございます。
辰井さんのご紹介からお越しいただいたかと思いますが、別作品を読んでアドバイスまでいただけて、大変嬉しかったです。
ラストの展開については本当におっしゃる通りで、アップするときに年月に頼りすぎで唐突な感じがするなあと自分でも思っていたのですが、高校の時に書いた話をそのまま持ってきたので、まあこれも若さかとそのまま上げたのでした。
今の視点から、何かしら歩み寄るきっかけのようなものをまた考えてみたいと思います。
演奏シーンは意識して、伴奏時は技巧的なことを、独奏時は表現的なことを中心に書きました。独奏の方は『主よ人の望みの喜びよ』という曲のつもりで書いたのですが、ソナタ形式の展開部が短調で人の苦しみの表現になっているんですね。そこにシンクロさせて昇華させた形にしました。私の中で彼女の才能は、曲への理解力と表現力が並外れている設定にしていたので、その点が伝わったようで安心いたしました。
「呼吸を楽しいと思う人がどこにいるだろう?」という一文については、神奈のピアノに対するスタンスを表す上で真っ先に思い付いたフレーズなので、刺さったようで嬉しいです。
意識/無意識の境でもありますし、神奈にとっては生きる上で当たり前で不可欠な行為として挙げたつもりでした。
また、姫乃さんの作品やTwitterの方でもレビューをご紹介してくださって本当にありがとうございました。
また『小説を書きたくなる』と思っていただけるような小説を書けるよう精進いたします!