工作教室
グルミ 「わーい、しわしわさん、今日も何か作ってよ」
しわしわ「そうだなぁ……じゃ、日常で使えるものを使って、ゴミを作ってみよう!」
グルミ 「しわしわさん! それはただ壊してるだけだよぉ。もっと環境に憂慮してよ」
しわしわ「そうか、環境に憂慮しなきゃダメか。じゃ、この古新聞を使って殺人兵器を作ろう!」
グルミ 「しわしわさん! 確かに根本をたどれば、環境を汚染してるのは人類だけど、いきなり殺人兵器はまずいよ。もっとピースフルにいこうよ」
しわしわ「そうだね。ちょっぴり結論を急ぎすぎちゃったね」
グルミ 「そうだよ。結論急ぎ過ぎだよぉ」
しわしわ「それじゃぁ、この牛乳パックを使って、洗脳装置を作ろう」
グルミ 「わーい、洗脳装置♪ 洗脳装置♪」
しわしわ「はいグルミ、これをかぶってみて」
グルミ 「よぉし……我らが父、偉大なる首領!」
しわしわ「ややや、すごい効き目だ」
グルミ 「わぁ……。本当に洗脳されちゃったみたい。すごいなぁ。この洗脳装置は」
しわしわ「これは、牛乳パック二つを針金で止めて、上から秘密の白い粉をふりかけただけなんだよ」
グルミ 「これなら、みんなもすぐに作れるね」
しわしわ「ただし、針金を使うときには、針が指に刺さって怪我をすると危ないから十分注意して、お父さんやお母さんと一緒にね!」
グルミ 「そこだけは本当に注意しないといけないね」
しわしわ「みんなも早速作ってみよう!」
グルミ 「しわしわさん、もっと作って作って!」
しわしわ「じゃ、次は子供を作ってみよう」
グルミ 「しわしわさん、それは放送できないと思うよ」
しわしわ「大丈夫。会員限定でWEBで公開するから気になる人は早速登録してみてね」
グルミ 「投げ銭システムもあるよ」
しわしわ「次は小腹がすいたから冷蔵庫にあるものでなにかテキトーなものを作ろう」
グルミ 「ボクなにかテキトーなもの大好き」
しわしわ「……調味料しかなかった」
グルミ 「よくあるよくある」
しわしわ「じゃ、この軍手を使って、グルミ涼しくなりマシーンを作ろう」
グルミ 「わーい、涼しくなりマシーン♪」
しわしわ「一旦カーテンの裏に移動して目をつぶって10数えて」
グルミ 「いーち、にーい、さーん……」
しわしわ「まだまだ」
グルミ 「しーち、はーち、きゅーう、じゅう!」
しわしわ「できあがり!」
グルミ 「わぁ、涼しい上に動き易い。おまけに視界もすっきり」
しわしわ「軍手でグルミを脱がせました」
グルミ 「わーい。涼しい」
しわしわ「はい。このカーテンの向こうを見たいという方、会員限定でWEBで公開してるから気になる人は早速登録してみてね」
グルミ 「あ、でも今日そういうのって思わなかったから下着変なやつつけてきちゃった」
しわしわ「そこがそそるよ」
グルミ 「なんか恥ずかしい」
しわしわ「大丈夫。マジックミラーになってるから、こっちからは向こうが見えるけど、向こうからは見えないんだ」
グルミ 「へぇ、そうなんだ」
暗転
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます