『僕がいる』〜タイムリープして幼馴染の美少女を助けるゆる系青春SF
七種夏生
プロローグ
< モテ期というものは万人に対して平等に訪れるもので、それは誰しも三度は経験する >
個人によってその規模は違うし、自分がモテ期に突入したことに気付かず、「俺はモテ期なんかなかった!」と騒ぎ立てる輩もいるがそんなわけはない、平等だ。
そしてそれは、三度は必ず訪れる。
意味がわかるだろうか?
人生内で三度、三回もあるんだよ?
異性にチヤホヤされる時期が、三度。ピンッとアンテナを張り巡らせていたらすぐに「今がモテ期だっ!」と気が付くはずだ。
それがわからないとすれば余程の鈍感か自尊心がないやつか、部活とか趣味とか他のものに熱中してる時だろうけど。
すごくもったいないと思う。
うん、モテ期に気が付かないほど熱中できるものがあることがすごくうらやましい。
そんなことはどうでもいい。
とにかく人生にモテ期は三回あって、他に熱中するものもなくボッチで暇だった僕はきちんと自分のモテ期に気が付いた。
あれ? 僕なんか嫌なやつじゃない? なんであんなにモテてたんだろう?
だから、そんなことはどうでもいい。
これから語るのは、モテ期を迎えた僕と、その時期を彩ってくれた四人の女の子たちとのお話。
三度のモテ期を行き来する僕たちと、
それを支えてくれた女の子たちと、
僕が守った女の子と現在と過去と未来のお話。
あ、ネタバレ嫌な人はこのプロローグ流し読みしてね?
今さらだろうけど……。
考察したい人は、先述の文章をじっくりと読み返して欲しい。
この物語がちょっと不思議なSFというかファンタジーであると、すぐに気が付くだろう。
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