2020/08/31『八月の終わり』

 八月三十一日。例年なら長いようで短い夏の終わりにえもいえぬ感慨を憶えるものだが、ほぼ無に等しい夏休みをとうに終えた今日となると、それもだいぶ薄れる。まあ暦的には秋だろうと、気温的には依然として夏真っ盛りなので季節の節目感は皆無なのだが。

 だがやっぱり八月の終わりであることに変わりはないので、少しばかり追憶に耽ようと思う。確か、八月の最初は課外があって……

 ……

 ……

 …………

 ……………………ねぇ。思い出ねぇ。

 今季の夏マジで無為に時を過ごしすぎた。この期に及んで八月に後悔の念を抱くつもりはないけど、こう振り返ってみるとやっぱり虚無感が半端ない。

 どうして私はこの世に生を受けて争いも諍いもない平穏な生活を対価も払わず努力もせず己の価値も存在意義も見い出せずただのうのうと怠惰を貪り享受しているのだろう。

 ああ、死んでしまえ。惨く死に曝せ。

 そんな自虐ネタで命を繋ぎながら、今後も辛うじてO2吸ってCO2吐いて生きます。

 

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