第4話「素朴?」
「硬った!!」
残念ながら硬さは前と変わらないご様子をだった。
「何か君にはガッカリだよ」
「アレ?何か前より美味しい♪」
イメージでしかないけど何だか懐かしく素朴な味のするアイスクリームに仕上がっていた、エモアイスである。
「何かコレはコレはで有りかも?」
それは少し濃厚で氷っぽさが少し無くなっていた。
「たぶん火に掛け続けたから水分が飛んで氷があんまり出来なかったんだ」
一見上手く行ったような気もするが、ただしコレはコレで問題があった……。
「コレ位の味にあんな手間掛けたくないかなーー?」
そうなのだ、火の前で延々と混ぜ続けた割には労力に見合わないお味だったのだ。
「よーし、次はメレンゲのヤツでやってみよう!!」
どうやらまだ諦めて無いらしい、彼女にとって甘さとは何なんだろうか?そしてそうまでしてコレってやらなきゃいけない事なのだろうか?
甘井糖子さん、青春の貴重な時間を無駄にしていませんか?
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