街時間@徒然なる休日
鼻を通り抜ける空気は冷たく、頬を撫でる風が肌を突く様に感じる凍てつく冬の休日。
「それで───」
「だから───」
「───とか言ってさ」
買い物帰りの私の耳に行き交う人々の声が次々と入ってくる。
友人、恋人、家族、或いは会ったばかりの他人同士なのかも知れない。
普段は手にした
普段とは異なる時間がそこにある。それはきっと街時間、誰かと共有する
休日の街には家の中や平日の街とは異なる時間がある。
街に出た人々は互いの人生の中で結ばれた
「あー寒かった」
帰宅した私は街で取り込んだ空気を部屋の中に吐き出しながらポツリと呟き、
「あいつ今暇かな…?」
私は友人に電話を掛けた。
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