秘眠・ケース1@目覚めのスキ
「ねえ、ちゃんと聞いてる?」
「う…うん、聞いてる聞いてる」
カフェの窓際に座る二人の男女…
女の相談を男が聞く、というワンシーン。
「そんならいいけど。でね、さっきも言ったけどこれは友達の話で───」
(ダメだ、眠い…)
女の語る友達の話と窓際の陽光はまるで催眠術の様に男を眠りへと
「───なんだけど、これってどうなのかな?み、脈アリかな?それともやっぱり女と思われてない?…ねえ、聞いてる?」
「う…き、聞いてる聞いてる!大丈夫だと思う!」
「マジ!?な、ならいっそここで…」
男の返事に女は瞳を輝かせ、何かを決意した。
そして…
「私、あんたが好き」
「えっ!?」
女の「好き」という一言で男の意識は一瞬にして覚醒したが、なぜこうなったのかは理解出来ていなかった。
ただ一つ言えるのは、男は女の言葉に込められた想いに応えられる…即ち、この二人は両想いという事である。
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