SNS -Sleepless Night Story-@心の壁は消えさった
トントン…
「起きてます?」
トントン…
「起きてますよ。どうかしましたか?」
私はその声に何故だかホッとした。
仕事で
初めて壁を叩いて抗議してから一年近くが経ったが、自分が
人として身勝手な話とはわかりつつも私はそれを
「あの…今日は
「アレ?……あ、はい。今日はちょっと…」
「なにかありました?」
お隣さんの声がいつもよりも暗い気がした私は思わず訊いていた。
「いえ別に………いや、本当は仕事で
「そうなんですか?……実は私もなんです」
その日、壁越しの会話は私が寝落ちするまで続いた。
以来、私達は壁越しに会話をする仲になった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます