塩対応な告白@友達が恋人になった日
「あ…よ、よろしく!」
まさかの展開に俺の声は大きくなると同時に裏返っていた。
「ん。とりま入ろ。…すみません、
入口を抜けると彼女は淡々と受付手続きを始めた。
地元で有名なこのネットカフェには恋人割がある。割引率は五割。つまり恋人席を利用すれば一人分の料金で二人が利用出来る。
だが、それには条件があった。
恋人証明として受付時に五秒間キスをする…
唇以外の部位は無効なその条件は俺達には敷居が高い。なぜなら俺と彼女はさっきまで単なる友達で、俺が店の前で「この店さ、恋人席なら五割引らしいよ?」と言ったら「なら付き合ってみる?」と返事がきて始まった
付き合ってから一分未満の俺達に五秒間のキスはハードルが高過ぎる…
俺が
「さっきの
言いながら瞼を閉じた彼女の唇は微かに震えていた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます