第41話 地理
魔王クリエイターの舞台となる国やら地名の名前の紹介、補足です。
いまだ作中に登場していない国はネタバレになるので名前だけ記して細かい解説などはありません。
あまり興味がない方は読み飛ばしてもらっても大丈夫です。
まずこの世界は大きな大陸が一つあり、それ以外は小さな島国が点在しているだけです。
人口が多い世界であるため、小さな国々はすぐに隣接、戦闘、滅亡吸収合併などを繰り返し、現在では7つの大国といくつかの島国が点在するのみ。
⭐︎農業国家プラベリア
主人公のエルル君が住む国。
大陸の中央部に位置し、東西南北に位置する4つの大国に囲まれる形で存在している。
名前の通り、農業が非常に盛んな国で、食料自給率は驚異の100%。
食料を周辺国に売り回ることで発展して生き残っている国。
世界で一番の農業技術を持っている。
通年、温暖で雨量に恵まれ、肥沃な土地が多いというのもあいまって、非常に農業に適した国。
首都付近では畜産業も営んでいるため、牛肉や豚肉が流通することもある。が、食料難な世界であるため、野菜類などに比べてコストや時間がかかる分、かなり高価であり、貴族や大富豪、豪農の人々でもない限り口にすることはない。
外国に輸出されることも無く、基本的に自国内で消費される超高級品。
7代国家の中で唯一の畜産業がある。
⭐︎サドラン帝国
プラベリアの北に位置する大国。隣接するユミール公国はサドラン帝国から一部の貴族達が離脱、独立して興った国であり、その歴史のせいか仲が悪く、小規模な衝突を繰り返している。
土地柄、他の地域に比べて大型で強力な魔獣が多く生息していたので大型兵器や巨大で頑健な建築物建造技術などを得意とする国。
ドラゴンすら仕留める大きな鉄球を連射するアドラールの矢もこの国で開発された。
最南端にはプラベリアから北上し1500キロほどの位置にある大都市カルーマリアが存在する。
さらに北に進むと超大都市アズールが存在するがどちらとも魔王ヨトウガによって壊滅的打撃を受けて陥落している。
⭐︎アルマ共和国
プラベリアの南に位置する国。共和国の名の通り民主制の国で、この世界では非常に珍しい政治体系を持つ。
人口が多い分、様々な意見が乱立しやすいために意見をまとめるだけで非常に時間がかかる。ゆえにあまり賢い政治形態とは言えない。
過去に存在していた共和制ないしは民主制の国々は意見をまとめている間に電光石火で攻められて滅亡、合併していったため、アルマ共和国が唯一の共和制の生き残りである。
アルマ共和国が生き残れたのは7代国家のうち一番の人口と領土を持ち、最先端の魔科学武器製造技術を持つためである。
携行武器の性能が良いために1人1人の兵士が非常に強かったおかげで生き残れたのだ。
アルマ共和国最北端に位置する大都市ランブルには魔王である異形のヒトが潜伏中。まだ陥落してはいないが陥落も時間の問題か?
⭐︎ユミール公国
プラベリアの西に位置する国。元々は巨大なサドラン帝国の一部として存在していた国だったがサドラン帝国の一部の貴族や当時の皇帝に反感を抱いた一部の貴族達が一念発起して興った国。
当時の貴族達の頭であるユミール公爵が初代国王となったためにユミール公国という名がついている。
成り立ちのせいか7代国家のうち一番規模が小さい国ではあるが、元々はサドラン帝国から一か八かの独立をした人々の集まりから始まった国である。
7代国家で一番の結束力や連携力を持つ。
魔科学武器製造技術を流用して作成されたアームズシェルやそれが持つ特殊な携行武器などを用いて国を守っている。
歴史が他の大国に比べて浅い分、柔軟性に富むが体力、すなわち地力が低いと言うのも特徴。
特に食料自給率が低く、そうした余裕の無さのせいか軍人から市民に至るまで気が荒い傾向にある。
ユミール公国最東に位置する大都市アルファニカは魔王ゾンビによって陥落した。
⭐︎黄泉国
プラベリアから東に位置する国。3章にて登場予定。和風の国。日本の江戸時代っぽい文化を持つ。本編未登場。
⭐︎深海国家マリンアビス
深海に建設された特殊な居住区をもとに、海底洞窟なども利用して建国された国。本編未登場。
⭐︎ 天空の城砦ヒポグリッフェン
空飛ぶ大陸とその中央部に存在する巨大な城砦が特徴の移動できる国。移動するために大陸とはいえ、そこまで広くはない。本編未登場。
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