第29話   イケメンと集合

 握手を終えると早速だがと先輩が話をしようとしていた。……が、その時ダッダッダッという走っているような足跡が聞こえ近くで止まった。その音の方を見ると雪宮さんと沙耶と優芽が3人でこちらを見ていた。


「ハァハァ、……戻ってくるの遅いと思ったら何してるんですか?」


「先輩と話があったんだよ。で、話そうと思ったら雪宮さん達が来たんだよ」


「ふ〜ん。じゃあなんの話してたの?」


「それは……」


 と言いかけて、先輩の方を見ると先輩は溜息をつき、頷いた。これは言ってもいいということだろう。


「昨日俺が帰る時に生徒会室通りかかったんだよ。で、その時生徒会室から出てきた先輩なんだ。なんか生徒会に要望があるらしく、それを手伝ってもらうために俺に声をかけたんだと。俺何かと今話題らしいから」


「そういうことだったのね。で? その要望って?」


「それを今聞くところ」


 そう言い終えると先輩が雪宮さん達に近づいた。そして3人をそれぞれ見てから口を開いた。


「悪いがこれ見られた以上お前たちも手伝ってもらうぞ?」


 分かりました。と3人が言うと先輩は一呼吸置いてからその要望について話し始めた。……しかし、キーンコーンカーンコーンと、昼休みが終えるチャイムがなった。


「チャイムか、じゃあお前ら放課後近くの喫茶店に来いよ? そこで話すからな」


 と言って、先輩は自分のクラスに戻って行った。じゃ、私達もと4人でクラスに戻ろうとするが俺は先にいけと言った。優芽は俺の言った意味がわかったのか、分かりましたと言って3人を連れて戻って行った。……ハァ、噂っていうのも案外面倒だな。








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 次回をお楽しみに。

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幼馴染に振られて陰キャになったらモテ始めた ペラルーノ @taiyakikun39

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