第28話 イケメンと先輩
「よう、昨日ぶりだな」
「あんたは確か先輩ですよね。何の用ですか?」
確か昨日生徒会室で生徒会長に論破されてた先輩だ。名前は分からないが喧嘩の強そうな見た目で、すぐにでも襲いかかってきそうな気迫がある。少し声が震えそうになったがそれを抑えていつもの口調より強めに話す。
「おいおい。そんな邪険にすんなって今日はお前に朗報があるんだよ」
「朗報? なんですか?」
「お前最近イメチェンしたとかで目立ってるらしいからな俺の計画を手助けしてもらおうと思ったわけだ」
計画? 計画とはなんだ? どんなものなのか普通に興味が湧いたので聞いてみようとしたが、先輩はまぁ待てと言わんばかりに手のひらをこちらに向けた。
「お前は俺の計画を知りたいんだろう? その前に話しておくことがある」
話しておくこと? 噂のことなのだろうか、さっき翔真たちと話していた時に俺たちの他にもう1人の、気配は感じた。おそらく翔真達が出てくるのを待っていたのだろう。そしたらさっき偶然会ったのにも納得が行く。
「それは噂を流したのが俺だということだ」
「何故ですか? 先輩になにかした訳では無いですよね」
「それはな、お前が昨日俺が生徒会室から出てくるのを見た唯一の人だからだ。お前の顔を見た時すぐに話題の橘慶太だと分かった。だからこそ計画を手助けするのにふさわしいと思ったんだ」
「理由は分かりました。でも何故流したんですか?」
「色々聞き回ったよ。橘慶太はどういうやつかとそしたら静かに過ごしたいらしいじゃねえか。ならその静かに過ごす空間がなくなったらと考えたんだよ。だから手助けしてくれたら噂は取り消す。これでどうだ?」
確かに静かに過ごす空間がなくなったら嫌だな。まぁめんどくさいけど手助けして静かにすごせるなら良いか。そう思った俺は先輩に分かりました。と言った。すると先輩は手を差し出して
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