第25話 イケメンと料理対決 後編
2人が料理を作り始めると美味しい匂いが部屋中に広がった。トントントンという包丁の音が心地いい。そのまま寝てしまそうになる。
2人の料理は手際がいい……。なんか2人とも料理上手いんだな。俺も負けないように頑張ろ。そうなことを思っていると2人は料理が終わったのかお皿をこっちに持ってきた。
「「出来ました!」」
「ありがとう」
うーん、やっぱり美味しそうだ。雪宮さんが作ったのはオムライス。レストランが作っているようにふわっとした卵をかけていてすごく美味しそうだ。
優芽のは普通に家庭的なもやしと牛肉を炒めたもので、ちゃんとお米と味噌汁も用意されている。すごい美味しそう。なんかさっきから美味しそうしか言ってないな……。
「じゃ、じゃあいただきます!」
まずは雪宮さんのから食べよう。スプーンで卵とチキンライスをすくい、口に入れる。すると卵の風味と米、そしてケチャップの材料のトマトが合わさって美味しい。
次は優芽の、箸で肉ともやしを取りご飯に乗っける。そしてご飯と一緒に食べる! ……美味ぁ。すごい美味しい! 味噌汁もとおわんを持って飲む。温かいなー、味噌うちのだよね?
「2人とも美味しいよ!」
「「2人ともではなくどっちか選んでよ」」
「えぇっ!?」
2人ともダメなの? なんで!? ……あ、料理対決してるんだった。どっちか選ぶって言っても、両方美味しいからなぁ。俺には選べないな……。やっぱり俺はヘタレなんだな。
「ごめん。両方美味しいから選べないよ……」
「「はぁ……」」
2人がため息をついた。2人ともなにか呆れたようで納得のいく表情だった。
「やっぱりですね」
「えぇ」
2人は俺が選べないことを予想していたようだ。
料理対決が終わり時間も時間なので2人は帰った。そして俺は残っているものを全部食べた。やっぱり2人のご飯は美味いな。
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