第13話 陰キャと部活
テストが終わり全教科全て平均点のテストが返ってきた。テストどうだった? とか、俺赤点だ〜などなど色んなことを話している。皆が騒がしい中の俺はと言うと、良明と雪宮さんの3人で集まっている。
「テストどうだった〜?」
「全然だめ。慶太は?」
「俺はまぁまぁかな?」
俺がそう答えると、良明は見せろッ! なんて言ってきて、俺はやだと答える。なんかこの雰囲気好きだなと初めて思った。そんな感傷に浸っていると、良明が俺を見てきた。
「な、なんだよ?」
「いやさぁ、慶太って部活入ってたかなぁって」
「俺? 入ってないけど。あ、でも中学までテニスやってたな」
「マジ!? 大会ってどんな感じだったん?」
良明のその言葉に俺は悩んだ。何せ全国まで行ったから。言ったら絶対テニス部入れとか言われそうだし……。でも嘘はつきたくないなぁ。正直に話すことに……。
「一応全国出場したよ?」
俺のその言葉に良明だけでなく、雪宮さんも驚いていた。その驚きに気づいたのか周りの人達も俺たちの方に集まってきて、俺がテニスで全国出場したことを知られてしまった。……やっぱ言わなきゃ良かったな。
テスト返しが終わったあと、クラスのテニス部にぜひ入ってみない? と言われたが、考えておくと言って別れてしまった。部活はやりたいなぁ。
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