第1話   陰キャデビュー

 幼馴染に振られてから俺のメンタルはズタボロだったが無事に高校に進学できた。俺のクラスにはいろんなやつがいる。ギャルやイケメン、オタク、そして俺みたいな陰キャ。中学までは陰キャではなかったのだが幼馴染に振られてからこうなってしまった。そして何より俺のクラスにはとてつもない美少女がいる。名前は……、何だっけ? そうそう雪宮葉露ゆきみやはつゆだ! 1年生にしてこの学校のアイドルに登りつめた存在。そんな彼女は誰にでも優しく普段誰とも関わってない❨高校に入ってから❩俺にも分け隔てなく話しかけてくれる。そんなことを考えている内に教室に先生が入ってきた。


「皆〜、席につけよ〜」


 この一言に皆は席に座り、朝のSHRの終わりを待っていた。

 SHRが終わり一時間目まではまだ時間がある、準備をし終えたので寝ようとすると後ろからせなかをトントンと突かれた。眠いのにと思いながら後ろを向くとイケメンがいた。


「俺は斎藤良明さいとうよしあき! ずっと話しかけようと思ってたんだけど、話しかける前に寝てたから今ならと思って声をかけたんだ。よろしくな!」


「俺は橘慶太だ。よろしく、見ての通り陰キャだ。それでもいいならいつでも話しかけてくれ」


「おう! あ、そうだ。今日のお昼一緒に食べようぜ!」


「まぁ、良いけど」


「じゃあ決まりだな。じゃ、授業頑張ろうな」


 そう言って良明は自分の席を離れてギャルやイケメンたちと話に行った。その様子を見るとつくづく思う、俺は陰キャになって良かったと……。








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 始めまして。ペラルーノです初投稿になります。っていうのをプロローグに書くのを忘れたので1話に書かせてもらいます!

 こんな感じで1話1話字数を少なめにしようと思います。次回をお楽しみに。

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