【What】何を読ませるか?
バズるために、2つのニーズを捉える
前回は、カクヨムで「バズる記事」を作るために、「Who」(誰に読ませるか?)の話をしてきました。
おさらいすると、狙うべきターゲットは、「小説を書くライトユーザー」でしたね。
では、今回からは「what」(何を読ませるか?)の話をしていきます。
先に言っておきますと、今回の結論は「そりゃそうよ」という、当たり前のものです。
結論は、次の2つです。
❶「小説を書く人」には「小説を書く人向けの記事」を書く
❷「ライトユーザー」には「ライトユーザー向けの記事」を書く
なぜなら、「Who」から「What」を考えると、上記のように、「そりゃそうよ」という結論が導けるからです。
「そりゃそうだけど、もっと具体的に教えてよ!」
この声に応えるべく、「そりゃそうよ」を具体化してきます。
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❶「小説を書く人」には「小説を書く人向けの記事」を書く
当たり前ですが、ココが重要です。
「書く人」向け、といっても、色々な方向性が考えられますよね?
(ア)小説執筆者にオススメしたい、万年筆ベスト3
(イ)ストーリーの起承転結の作り方
(ウ)作品をバズらせるSNS活用術
上記の(ア)〜(ウ)で、あなたがカクヨムでクリックしたい記事はどれですか?
当たり前ですが、「カクヨム」というツールにおいて、どんなニーズがあるのかを見極めるのが大切です。
もっと言えば、カクヨム内の「小説を書く人」については、大きく次の2つのニーズがあると考えられます。
(1)作品を「執筆する」ハウツー
(2)作品を「バズらせる」ハウツー
上記の(イ)は(1)に当てはまり、(ウ)は、(2)に当てはまります。
あなたが「バズる記事」を作るときも、(1)と(2)のどちらに焦点を当てるのか念頭において書くようにすると良いと思います。
❷「ライトユーザー」には「ライトユーザー向けの記事」を書く。
ライトユーザーは、「時間をかけずにサクッと、作品を読みたい」というニーズがあります。
もっと言えば、「スマホで、サクッと」です。
なので、「物理的に読みやすい」作品づくりが重要です。
次の2つの文章を読み比べてみてください。
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(A)
吾輩は猫である。名前はまだ無い。どこで生れたかとんと見当がつかぬ。何でも薄暗いじめじめした所でニャーニャー泣いていた事だけは記憶している。吾輩はここで始めて人間というものを見た。しかもあとで聞くとそれは書生という人間中で一番獰悪な種族であったそうだ。この書生というのは時々我々を捕えて煮て食うという話である。
(B)
吾輩は猫である。名前はまだ無い。
どこで生れたかとんと見当がつかぬ。
何でも薄暗いじめじめした所でニャーニャー泣いていた事だけは記憶している。
吾輩はここで始めて人間というものを見た。
しかもあとで聞くとそれは書生という人間中で一番獰悪な種族であったそうだ。
この書生というのは時々我々を捕えて煮て食うという話である。###########################
あなたが読みたいのは(A)と(B)のどちらですか?
(A)も(B)も、夏目漱石『吾輩は猫である』の冒頭で、全く同じ文章です。
しかし、「スマホで、サクッと」読むことを考えると、(B)の方が、ユーザーフレンドリーですよね。
「適度な改行」「適度な余白」、こうしたちょっとした気遣いが、バズる記事に繋がります。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
ここまでが、「What」の話です。
次に、「How」(どうやって読ませるか?)の話をしていきます。
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