ハイジが森の奥で暮らしているのはアンジェとの思い出の場所だからなのかなと感じました。それに花の彫刻のレイピア。これもまた受け継がれるものだったんですね。
悲しい過去ですけれど、物語の奥の深さを感じるエピソードでした。
「斬られる痛みがあるのが難点だけれど……何回斬られようと、いつかは敵に届く」
この能力はハイジだからこそ、受け入れられる能力なのかな、とも思いました。
この時感じる痛みは、自身が相手にこれから与える痛みでもあるのだろうなと。
作者からの返信
> 蒼翠琥珀さま
お読みいただきありがとうございます!
ハイジの自身に対する鈍感さは、リンにも受け継がれてまして、側から見たらヤキモキするという構図です。
ここからどうやって幸福を感じるところまで成長させられるのか、書きながらちょっと途方にくれました 笑
いつも楽しく読ませていただいてます。
サウナといい、狩り暮らしでの塩漬けや毛皮といい、ハイジがどうやって今のハイジになっていったのかが繋がって、すごく興味深いです。
黒い瞳や花の彫刻も。
リン視点では表に出てこない、ハイジの人生や感情に触れることで、より深く彼のことを知れる感じがします。
作者からの返信
お読み頂きありがとうございます。
森での狩り暮らしは筆者のイメージする豊かさを全てぶち込んだものです。もし共感していただけたなら嬉しいです。
過去話はどうしても暗くなりがちですが、どんな人物も多感な少年時代があるわけで、少しでも肉のある人間にしてやりたくて書きました。
少しでも読者さまの身近な存在になってもらえていたら成功です。
引き続きよろしくお願いいたします!