第14話
そうだ。罪滅ぼしとして義家族に彼を贈ろう。
愛してやまない彼そのものを贈ろう。
私は義実家が求めた手料理を作ることにした。材料は連絡を受けた直後に買い込んである。それに『彼』を加えれば、これ以上ないほどの愛情あふれる贈り物になるはずだ。
料理は彼を殺す前から考えていたメニューを作ることにした。
ビーフシチュー、から揚げ、サラダ。
メニューに入れる肉をいつも使っている牛や鶏から彼の肉に変えてしまえば事足りる。料理をする状況がいつもと違うだけで、難しいことは何も無い。
私は早速肉の調達に臨んだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます