第三、五章〜新しい出会い〜+α
ま…マジ者の「love・forever」のリク・デビットの幼少期かっ⁉確かに面影はある…くるんとした黄土色の髪に琥珀色の瞳…かっ可愛い!最初は何だこの礼儀がなっていないガキは?…と思ったけど…
前言撤回「love・forever」のリク・デビットなら許す!マジ可愛い‼
「始めまして!私はミーシャ・スノーシスです…デビット様こちらもよろしくお願いします」
満面の笑みで挨拶をし頭を少し下げる。
リクは貴族だから敬語で話さなければ…失礼にあたってしまう…気を付けないと…
しかし挨拶をしたのに何の返答も無い…
えっ?もしかして私…早々にやらかした⁉でも挨拶しただけだし…恐る恐る顔を上げると…
顔を真っ赤にしたデビット様が…
「デ、デビット様どうしたのですか⁉…もしかして体調が宜しく無いのですか?」
大変だ!と思い父や母、ロマーノに目をやると母は嬉しそうに「あら?まぁ」と微笑んでおり、ロマーノは爽やかな顔からニヤニヤ顔になり…楽しそう…。
周りにいるロマーノの従者も微笑ましそうにしている。
父はと言うと母やロマーノ達と違いしかめっ面で「俺の娘は…やらん…絶対に」とか何とか言っている…
…どういう事?皆見ているだけで何もしないむしろ、この状況を楽しそうに見守っている?…父以外は…
「ハハッ…ミーシャ…すまないね挨拶をしてくれたのに、リクはかなりシャイでね…人と話すのがあまり得意では無いんだよ」
そうなのか!だからさっきから素っ気ない態度だったのね!でも…こちらが挨拶した位で顔を真っ赤になってしまうのは結構重症なのでは?
「………い…」
「へ?(なんて?)」
「デビットじゃ無くて良い‼……リク…で良い。様も要らない…」
なっ…なんて…可愛いの⁉急に何を言い出すのかと思えば名前呼びで良いんだなんて!しかも様付けも不要と…‼そんな風に言われたらさ…断われ無いじゃん‼
「はい!よろしくねリク!私の事はミーシャって呼んでね」
「…‼(コクリ)」顔は未だに真っ赤だが頷いてくれた可愛い‼…お姉さんはもうキュンキュンよ…抱きしめたいくらい!こんな弟なら欲しいわ…って言っても今の私と年変わらないけど…
リクとヒロインは出逢うのは確か学園に入ってからなのよね〜?
て事は…リクとの友情をグッっと近付ける事が出来れば…ヒロインとのストーリーの…攻略具合が分かるようになるかも⁉
私って頭良い!
「良かったなリク。まさかリクの口からそんな事を聴けると思っていなかったよ。私はミーシャとなら全力で応援するよ」
応援?…友達としてって意味かな?私は二人のやり取りを見て思った。すると父がロマーノの言葉を聴いた途端、私を背に隠すようにリクとの間に割って入って来た。
「ロマーノ⁉俺のミーシャの前で何を言っているんだ⁉…そんな…そんな事は俺は認めん‼」
えっ?友達になるの認めてくれないの?
どうして⁉…コレではヒロインと攻略対処の情報が入らないではないか!ただでさえ平民のモブという立場なのに!一大事だわ!何とかして父を説得しなくては…
「お父さん…どうして?リクは友達になろうって言ってくれたのに…リクと友達になっちゃ駄目なの…?」
喰らえ!上目遣いキラキラコーセン+涙目(⚠第一章参照)
父には効果抜群だ!
私の反応を見るなり先程まで怒った顔をしていた父はみるみると顔が青ざめていった。
「ミ‥ミーシャ…お父さんはそういう事言ったんじゃ無くて…」
「じゃあリクと友達になって良いの?」
瞳を輝かせてじっと見つめる父は諦めたようにため息混じりで頷いた。やった!勝った!
そして、そのやり取りを見ていたロマーノは何故か左手で顔を隠しながら肩を震わせていた。
「ありがとう!お父さん大好き!(やったー‼コレでリクとの友情を深めればヒロインの情報を聴けるようになる‼)」
嬉しさあまりに父の後ろからリクの前に向かいリクの手を取り、顔をグッっと近づけた「やったねリク‼友達になれたよ!」
ミーシャは攻略対処(友人)+情報通をゲットした☆
「…⁉〜……っ…」バッターン‼
「へ?…きゃあ!…リ…リ…リク⁉」
リクは真っ赤だった顔を更に赤くさせ、直立不動で真後ろに倒れた。先程まで見守って来た周りの大人達も、それには顔を青くさせ、さっきまでとは打って変わり慌ただしくなった。
ま、まさか…リクがここまでシャイだなんて…コレは…慣れてもらうのにかなり時間がかかるわ…まず普通に話せる様にならなければ…先が長い。…何かこの感じ前にもあった様な…コレがデジャヴって奴ね…
騒ぎから1時間ほど経ちリクは無事に目を覚ましたそうだ。医者の話しでは頭にたんこぶが出来ただけで変わりはない見たい…良かった。
ーーーーーーーーーー☆ーーーーーーーーー
〜「love・forever」攻略対処・説明+設定〜
☆リク・デビット現在年齢7歳
特徴・黄土色のくるんとした髪に琥珀色瞳
家柄・王族の信頼も厚い中位貴族
・デビット家長男
(父・ロマーノ 母・レノア)
性格・シャイ、人と目を合わせ会話するのが苦手。なので色々勘違いされやすい。
スグに顔が赤くなる(ミーシャ論)
★力(エナ)−???−
⚠攻略対処・説明は物語で名前が出て来た順に発表して行きます!追加情報等も出てくるかも知れません!
⚠★力(エナ)につきましては「モブねら」の新設定です!物語を勧めていくうちにでてきます!そして「love・forever」にも欠かせないキーワードになります!
ーーーーーーーーーー☆ーーーーーーーーー
「モブねら」ミーシャ説明+設定(気になる方の為)
☆ミーシャ・スノーシス現在年齢7歳
前世での名前・天野 愛。20代、社会人
特徴・黒髪のストレート(セミロング)瞳は濃いめの藤色。前世では茶髪の癖っ毛だったので転生したら念願の黒髪ストレートが良いと神様に頼む。
家柄・平民+モブ、スノーシス家長女
(父・アレン 母・サラ)
アレンとロマーノは古くからの友人で仲良し
性格・読んでの通りです!(一言で言い表せない為)
メリット・???
デメリット・狙われやすい(決定事項)
★力(エナ)−???−
⚠メリット・★力(エナ)につきましては物語を勧めていくうちにでてきます!
以上‼
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます