楸35 顔見世遠征


翌日朝食後、周子夫妻の出勤に合わせて俺ら全員一緒に行く。

久々の周一も嬉しそうで、俺が肩車して行く。ちょいと見ない間に大きくなってる。子供は伸びるの早いなぁ、、重くもなってるなー。下の子は周子母が邸で見ている。見合い関係のなんかがあるときだけ、一緒に向こうに行っている様子。


ギルド

「ちーっす!」

俺らは表から入る。周子さんたちは裏にまわった。やじうまで付いてきたミケと内神様は俺らと一緒に。

どやどやどやどや、、総勢12人。3パーティー分であるwww


早朝過ぎているんで人はほとんど居ない。

「ギルマスいる?」

「あ、久しぶりですねぇ、、かえってきたんですか?」

「うん、家族連れてねー」

「すごいっすな、、なんか、人数、、、」


で、ギルマスが降りてきて、びくっとひいていた、、

一番普通に近い人でも沖田の婿さんだからなぁ、、そんでも千葉家に近い武家、かなり強い武家一族だからな。

俺らって、俺らより連れのほうがよほど身分的には上だよねーwよって見た目なども当然w


ギルマスが受付にクビ突っ込んで、高級茶葉買ってこいとか言っている、取り繕わないでいいのに、、、



応接室に無理やりほかの高級そうな椅子もぶち込んで皆で座った。そんでも不足だったので、俺の嫁は俺の膝の上、山田の嫁は(同)。神田の(同)。

「んじゃ、なにか、、皆でここに住むの?」ギルマス

「多分?先のことはわからないけどー」

「「「「うんうん」」」」俺らの仲間、連れ合い達はもう傍観決めているw


「ふーん、、なににせよ、また騒がしくなっていいな、」

「あ、寂しかった?」

「、、んなわけありかい!!」

かむなよ、、


「まぁ、ギルマスも、いい人紹介されてるんでしょ?もうすぐこっち側だよ?」

「・・・・まだわからん!」

けへへ!!w



で、皆を紹介する予定だけだったので、それから周子夫妻の教官ぶりを見てから街に出る。

周一が魔法を新人に教えているのがウケていた。

「すごいな!!!」

そりゃそーだよね。幼児だもんね!



その後、

もう俺らの手を離れているぶにゃとチュー子のところに顔を出した。

他の者達はともかく、なたーしゃとゆんゆんにとってはあの「当たり」もさほどのものではない様子だ。

その元凶濃縮原液である山田が目の前にいて毎日なんかしらやってるんだからな、そうにもなるだろーよ。


チュー子の店は、皆気に入ったようだ。

特に沖田の婿さん、道場の近場にほしい、とか。近場でなくとも同じ王都にあるんだから、と思ったけど、まだ転移使えないんだった、沖田はやくおしえてちゃれー。


で、折角日のいずる国王都なので、帰りにアナスタシアさんの喫茶店に寄った。


「お久しぶりですぅー、」と低姿勢で入っていく俺、ずっと来ていなかったからなー。

「あら、お久しぶりです、今日は団体様で?」

「ええ、皆結婚したので連れ合いを連れてきて、、」小田

流石にアナスタシアさんも小田には優しく接し、、、


俺は被害を免れた、、常連?だったのが、疎遠になると、たまに来るとなんか当たりきついよね?


などとの危惧も必要なかったみたい。

なんかごくふつーでした。

ただ、、アナスタシアさんはまだ結婚していないらしく、恋人が優柔不断なみたいで、しきりにうらやまし光線出しっぱなしだった。

あとから恋人が来たので、もうおもいっきり俺ら新婚を見せつけていた。


「あー、わかったわかった、ごめんよ待たせて、、、わかったから、んじゃ、年明け、年が明けたら「結婚するので王都勤務させてください」って隊長にお願いするから土下座して、、」

なんで年明け?

と思ったら、なんか今年はいろいろ物凄くごたついて、王宮騎士団隊長がすごくかりかりしているんだと。

猫祭りやら離宮やらクソめんどくさいことばかりしやがって、とか言っていたが

(ごめんよ、俺らのせーだなー)


「いっそ、マルネラ王の離宮警備専門にしてもらえばいいのに」山田

マルネラは自国内でないので、離宮の建物内の警備程度は自国の兵を連れてきてるが、外や門などはこっちの兵を借り上げている。なのでうかつに変えることができない=長期同じ職場確保(by兵)。なのだ。マルネラの日のいずる国王離宮も同様だ。


「「山田Aが帰ってきた!!」」俺と神田



茶を飲んでいるときに

「ついでなんで、折角内神様とミケが一緒に来ているんだから、将軍に見せに行くほうが良いんじゃないの?拝みたいんじゃないかなぁ、、本物を」と俺

言いたいことはわかるが、、もっと言い方ってもんがだな、って顔をしている皆。


でも

『わしは良いぞ?、猫神様?』

「ミケは猫だからよくわからにゃいが、良いにゃ!」

・・・・・・


で、その場でミケが皆を強制転送し、王宮の入り口入った猫床の上。

嫁達、猫床を知って入るが、やっぱびっくり!!、みたいな。


「みぎゃー!」俺

すちゃ!!

「参上♪!」

お、おう、、にんじゃっぽくなったなー、、とねぎらう?

「今日は何?」

「うん、将軍様に、内神様と猫神様の本物をみさせようかな?って」

「あ、ほんとだ、、」ミギャは一時期うちの邸に住んでいたので2人と面識ある。


「しょうぐんさまー、、おきゃくさんですよー、、猫神さまと内神様の本物来ましたよー!!すぐ来ないと帰っちゃいますよーーー!!」

将軍を脅す小娘大臣!!


すたたたたたたたたたたーーーー(猫床なので足音は軽い)


あ”!!!(わかったようだ)

へへーーー!!! 

平伏する将軍!!!見ること出来たのなんか、歴史上俺達だけなんじゃね?!!!


『よいよい、みなの前じゃ、普通にせよ、お主の体面があろうが。そっちを重視してくれ』

ぶあわっつ!!と涙する将軍

「おやさしい!!流石お蝶様!!」


(おまえ、どういう話になってるの?ここでは、、)ミケ

(さあ?神山、どうなんだ?)内神

(えー、もうこっちで勝手にどんどん出版されてるんで把握できないっすよ、、)俺

・・・・・

「んま、いんじゃにゃいかにゃ?、楽にしようや将軍、」ミケ

で、王の私室で茶飲んでだべる。


わかっちゃいるんだが、でもやっぱ緊張しすぎたのが沖田の旦那さん。

「あと半年もたちゃ、免疫できますから、、」俺

「そーだといいんすけど、、」だんな

(沖田、だんなちょっと自信なさげだから、魔法をどんどん仕込んでやれよ?)俺

(わかった、神田くんに頼むわ)沖田

うむ、沖田、自分が教えるとどーなっていくか、やっと理解したようだ。いい傾向だ♪

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る