第84話 下−18 公爵様(蚊)
「おだー!おだちゃーーーん!!どこおーーー?」
・・・
・・・
「いまいくからー」
・・
たたたたたた、、
転移で来りゃいいのに?
・・
ああ、まだ人でいたいんだ!!
キッツ!!!
うっ!!小田ちゃんに睨まれたっ!!!
読まないでね?ボクのガラスの心を、、
・・
「えーと、、聞きたいことあるんだけど、、いいかな?」
「何?」
「あの、ハエの王女様、どんな役割?」
「えーと、、脅すだけ、かな?」
「・・・・・・・・どうやって?」
興味深く見守る3人。
「ハエの大群で、包んで、、、、」
「・・・ねぇ、、聞いていい?」
「・・・・いい、けど、、いや、かな?」
「いいや、答えてもらおう、小田ちゃん?
君、ハエの大群に包まれたい??」
「・・・・いや、に、きまってるじゃない!でも、でもっ!!沖っちがぜひやりたいって!!絶対受けるからって!!リピーターばっひゅばひゅだって言うから!!私はきもくてわからないんだもんそんなのっ!!!」
「ある意味、君も被害者だな?」
「s,そうよね?」
「詐欺の。」
「・・・・・」
「詐欺の被害者は、更に他の被害者を
「やめてー!!!そんなの違うからっ!まだ開店していないもん!!」
「ということは、やっぱ自覚あり?」
「はい、私がやりました、、反省しています、、、」
「んじゃ、次ね。あのお化け屋敷の蚊の大群って、やっぱあそこの”仕様”なの?」
「・・・うん、あれも神様か
「また神様かっつつつ!!!」
「うん、なんか吸血鬼の眷属?の蚊の公爵だとかを連れてきて、、
「いきなりしょぼくなったな?吸血鬼と蚊の間に何段もありそうだが、スカイツリーの階段くらい、、」
「なんか、そのくらいのが被害少なくていいと、、」
「誰?」
「・・みけ」
「またミケかっつ!!!!」
「で、その公爵様は何すんの?」
「お化け屋敷に入った客に蚊を襲わせるの、、でも少しよ?ぷーん、ぷーん、って数匹が耳の近くで羽音を訊かせ撹乱するんだって。その間に
「結構、わかりました。で、外に出てきた客へのフォローは?」
「ヒムを無料配布、かんきんでもいいけど、、」
「正直言って、あまり効かないよね?」
「・・・・じゃ、、私がポーションを作って、、、」
「で、おばけやしきの、他の仕掛けって、何があるの?」
「え?え?他?・・・他に、、、、必要?」
「あほかあああああ!!!んじゃ、お化けやしきじゃないわあああああ!!!蚊まみれ屋敷じゃわあああああ!!!!」
はぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁ、、、、
あ、ありがと、と周子さんから水を受け取り一気飲み、、
ポン! 「何か足りないって思ってたの!!そうよね」
やっとわかったか!
「名前よ!おばけがいなんだから蚊屋敷でいいのよね!!」小田
「誰がそんなんにはいるんじゃあああああああああああ!!!!」
「なぁ、言っていいか?」ギルマス
「・・はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、、、、、どぞ、、、」 HP1の俺
「言いにくいんだが、とりあえず全部作らせちゃってみれば?」ギルマス
「「、、!!」」 ポン!!×2 周子夫妻
「そうだよ神山くん、居間阻止するより(まだこだわっている?)は、出来上がってから欠点を指摘するほうが彼らには効果的だよ?開店前に試験運用をしっかりやって、その欠点を彼らによく見せつければ、納得するよ!!」武
「うむ、さすが武だ!!わしの嫁だけある!!」周子
いやぁ、、照れる武
武、何も抗議しないのか?
「ま、そこのアレはそれとして、武の言うことは的を射ていると思うぞ?
我慢して放置、も、監督として必要な場面もある!」ギルマス
どこの監督?南海?
「はぁ、、わかりました、、んじゃ、、1週間くらい、ボク、ここに来ません、来たら目についちゃうから、、、」
「「「ああ、そうしなさい」」」
で、武さんが皆を邸に送ってくれた。
俺が晩飯作ってみんなで食った。
4人は遅くまで帰ってこなかった。
なにやってんだか、、
俺は「開放」したことにまだ気がついていなかった。
なので、俺は一人でまったり。
朝は皆が出かけた後に起きて鍛錬し、飯作って食って、畑やって、昼飯作って食って、昼寝して、掃除とか洗濯とか(あまりないけどね、皆魔法でやっちゃうから)したり、ギルドに遊びに行ったり(ギルマスや山梨チーム、山さんちーむは監視から開放された。が、その2チームとも制作にまわってしまった。みーらバードがみーらくさいってやつだ。)、した。
夜は皆結構遅くなるので、だいたい俺が先にねちゃっている。
5日後、俺は気がついた。
「俺もなんか作ろーかな?」
で、コンセプトやラフ書いて、ざっくりの設計図を書いた。3日かかった。
騙し、引掛けのギミックはまだ考慮していない段階まで。無くてもいい。
一つくらいふつーのがあってもいいんじゃないか?
ジェットコースターから、そのまま飛び上がって成層圏まで行って、そのまま海の中を潜って、大陸に着いたらそのまま地中に潜りマグマのかなを進行、で、王都のランドの下まで帰ってきて、登ってくる。
ごくごくふつーのアトラクションだ。
でも、
あんなおかしなものばかりのランドの中に、一つくらい、まともな普通のアトラクションがあったほうがいいんじゃないかな?
俺はそう思った。
そうだ、明日、現場に行って、みんなに見せよう。
その日の午後から、ランド建設は中止となった。
神山は千葉家敷地にある別荘で静養することになった。
みぎゃの心遣いによって、王宮の猫達が、神山の癒やしのために大量に派遣され、神山は別荘内ではもこもこスリッパを履き、猫ベッドで寝るようになった。
最初の頃、ミケと似たような模様の猫を避けていたが、次第にそれは普通の猫だとわかり、恐怖心は抜けた。
その頃神田。
「これ、できそうだし、やったらおもしろいんじゃね?」
と神山の案を。
「で、一周何時間?」沖田
「一ヶ月もかからないと思うよ?」神田
「「大却下!!!」」
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