第83話 下−17 王女さま(ハエ)


山田の所はとりあえず監視終了とし、他の所を見てみませう!


まずあまりくどくなさそうな小田と沖田のおばけやしきー♪


「どーお?」

と言いながら入って行く。中からなんか物音聞こえたから居るんだろう、、


おや、照明が無いのかな?緊急時に困るんで設置してもらおう。つか、こんな暗いとこで作業?まー、作業用ライトもあるけど、、魔法で「ライト」とか使いながらやったのかな?


あ、足かゆい、、、ぼりぼりぼり、、、??どんどんかゆくなる???

・・・・「ライト」・・・

げっひょうーーーーーー!!

「蚊取り線香の煙っ!!」ぼーん!! 殺虫魔法とかまだ使えないw


だだだだだだだだだだーーーーーーっつ!!


「うっわーー、、なにあれ?・・・」なんで蚊の大量発生?

「うわ、まださぶいぼ大量!!」うえーー、、

かいいきもいかいいきもいかいいきもいかいいきもい、「カウンター異常状態!!」。

酒に酔うとか、今のかいいー、とか、ハチに刺されたとか、その程度ならオレも治せるw


ぼうふらが大量発生しているのかなぁ、、退治しなけりゃ大変じゃね?


どーしよ?俺じゃ、蚊も殺せないおぼっちゃまだからな、事実上w


まー、ミラーハウスに行けば誰か居るかな?


「こんこん、入りますよー?小田ー、沖田ー、いるぅ?」

今度は大量のハエとかいたりしてな、、、

・・・

・・・

・・・・ハエ?

「はえ、蠅でごんす!」

うぎゃー!!うっぎゃーー!!

「でかっ!!でかいハエーーー!!誰か、誰か殺虫剤ぃいいいいいい!!!」


「うるさいなー、あ、神山くん?なにやってんの?」

「おい、そこでっかい蠅!!でっかい蠅!でっかいのおおお!!!」

「わかってるって、で、この子がなに?」

は?

「・・・・・は?・・・・・」

「いや、だからその蠅の子が何?」

「・・いや、だから、、ハエだって、、、」

「うん、わかってるから、・・・ああ、なるほど、、、紹介してなかったっけ?」

しょうかいぃいいい?


「この娘(こ)は、

(”娘”???)

ハエの王女様、ブンブビーナさん。で、こっちの騒がしい男が神山。山田とコンビだから気をつけてね!」

非常に不本意な紹介だな!!

「今の紹介に抗議させて貰おうかっ!!」

「え、だって山田くんに神山くんがくっついていないと、世界破滅じゃない?だから強制的にコンビでしょ?」

うー、一応設定的にはー、まー、そーだけどー、、納得行かねぇ、、その言い方だと違う受け取り方だよな!!


「で、王女様は、なんでここに?」スイッチ後の俺w

「2国3国の刺客のアドバイスで

「またあいつらかっ!!!」

「聞きなさいよ、で、意表をつくのが良いって。で、神様が

「また神様かっつ!!!」

「聞けっての!!、神様になんか意表をつく魔人いないか?って聞いたら、

「ちょっとまって、なぜそこで魔人?

「だって、ひと、だと絶対想定範囲内だって、、」

「誰が?」

「ミケ」

「またみけかっつつ!!!」

あ、

膝から崩れ落ちる俺、、

「もう、、俺、無理、ゼッテー無理、、、

ごめん、今日、帰る、、、」





今居間に居ます。

ギルマスも拉致してきました。

泣いて周子夫妻に救援求め、来てもらいました。


「・・・と、いうことなんですが、、どうお?」

「・・・・災難だったとか、、?」武

・・・

「うむ、、気の毒としか、、」周子

・・・

「頼むよ、、おまえしか惨状になるのを止められる者はいないんだから、、」ギルマス

・・・・

・・・

むり、、

「「「は?」」」

「無理だから、、

だって考えてみてよ?

相手が山田くらいまでならまだなんとか、でも!!

ミケとウチ神様と刺客の3バカだよ?!!

3バカだけならいいよしよう、でもあのミケと、ウチ神様よ?しかも二人共あっちがわよ?

俺だけで何できるのよ!!!・・・」


「俺は無力だ、、、」じょーのようにハエになってもえ、違うって、灰になってるんじゃね?居間に居る今の俺。


「つまらん冗談が出るようなら、まだ大丈夫だなー」周子

「うんうん」×2


「まず、俺らは人間相手で、人間の常識が通じる相手でないと、あんま役に立たねーぞ?

武力もあの二人にしてみりゃゴミだし、、」ギルマス

「「うんうん」」


「俺と同じじゃん、、、」

は?何言ってんの?!!!!って目で見ないでくれる3人、、


「でもまぁ、そのハエのお嬢さんとがどういう役割をするか、まだ確認していなんだよね?

それと、その蚊の大群が関わっているか?関わっていたらどう関係するのか?とかも」武

さすが千葉道場のおかあさん!

なるほど、そうか、、

あ、

「いや、期待しちゃいけない!どーせろくでもないことに決まってる!って思ってかからなくっちゃ、また折れるからな!」俺


んじゃ、

ってんで、

3人に援護をお願いし、4人で跳ぶ。

「じゃ、ボクに掴まって!」武

え?!!「た、武さん瞬間移動できるの?」

「ああ、居間練習中さっ!!跳ぶよ!」

シュッ!!


建設現場。

しょーっく、俺だいしょーっく、、仲間だと思っていた武さんに裏切られた気分!!

こんな気分でどうして奴らと闘えっつーんだ、、、

・・

ごそごそごそ、ポケットから取り出す、

カチッ!

すいっちぃい!!

ポケットに戻す。


「よし!!」

わけがわからんことをしている俺を見ているけど、まーこいつだし、みたいな目で見ているお三方。


沖田は厳しいので、小田ちゃんに接触しよう。

「小田からいきます!」

「「「、おう、、」」」


この時、

俺はなぜこんな、奴ら全員を開放するような真似をしてしまったのだろうと、先に後悔スべきであった。

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