気分屋瑞谷の駄文ノート

瑞谷 桜

微笑む天使に憧れて。

 周りがとても凄く見える。

 ――楽しそうで羨ましい。

 きっと未来さきが見えているんだろうな。

 ――羨ましいほど格好いい。

 ぼくには何も見えないや。

 ――みんなすごいなぁ。

 流石としか言えないよ。本当にその通り。

 ――比べちゃダメとは言うけれど。

 ぼくはとてもちっぽけな存在だな。

 —―何をやっても上手くいかない。

 あのヒト達は、みんなを導く天使そのものだ。

 ――ああ、導かれたい。

 煌々と輝いている。あの輝きに追いつきたい。

 ——素晴らしいほどに眩く熱い。

 ——いっそのことあの輝きに呑まれて消えてしまいたい。


 必死で必死で追いつこうとしたって、届かないもの。


 ——ぼくにとっての憧れとはそういうものなのかな……。


 やっぱりあの天使様たちが大好きだ……。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

 気分屋瑞谷の駄文ノート 瑞谷 桜 @mizutani_ou

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ