(5)Unknown
「それ」は、一部始終を見守っていた。
「それ」は、設楽木飛鳥の死を理解した。
故に「それ」は、目覚める機会を得たのだ。
もはや「それ」を抑えるモノは何も無い。
何に遠慮することも無く、何を怖れることも無く。ただ、己が欲望のまま縦横無尽に破壊し尽くす。
目的は、唯一「それ」のみ。余分な感情等は必要無い。
故に「それ」は、自身の肉体の破滅を以って、己が誕生を祝福した。
『めりー、くりすます、あ、す、か』
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます