#1 ついてから。
「え、まじで大丈夫?」
「スキー、無理しないでね?」
「う、う………う、ん。」
どうも、今絶賛酔っている
ただいま、酔いながらもホテルの部屋でスキーの準備中です。
まあ、自分、元々乗り物酔い持ちなのでね……
しかも私はスキーのリフトでも酔うんですよ。
そんな私たちが今しなければいけないのはスキー教室の一日目の準備。
で、心配してくれたのは私のクラスので、今回のスキー教室の班のメンバーでもあって、同じ宿泊班である
この二人は心配をよくしてくれる人なのです。
「ん~……まあとりあえずはスキーに参加するよ。リフトでも酔ったら、コーチ?に言って休まさせていただくし。」
私は適当に二人に返信をした。
「そっかあ。頑張って!」
「……あーい。」
そしてなぜか酔ってた私が一番最初に準備が終わり、酔いを醒ますために外の空気を吸いにホテルの部屋を出た。
とぼとぼ歩いていると前には見たことがある人影がいた。
「
前に歩いていた少女は後ろを振り返り、私の姿を目にとらえると私に向かって走ってきた。
「沙也華だ~!」
そういいながら伊万里が私に抱き着いてきた。
伊万里は中学からの友人。
中三、高一と同じクラスで陰では凸凹コンビと呼ばれているような性格は真逆だけど、趣味は一緒だったり、一緒にいるのが楽しい奴。
伊万里は運動神経もよくて私よりも上のクラスで今回スキー教室を受けるそうだ。
「あれ、沙也華はなんでここに?」
「外の空気吸いに。」
そういうと伊万里は大声でごめんと謝ってきた。
伊万里は新幹線もバスもずっと私の隣の席だったから私が酔っていることを確実に知っているのだ。
「あー……伊万里の珍しいテンションのお陰で酔いがさめたわ。というか伊万里こそなんでここに?」
「あのね、私はマイスキーなの。」
「……配送料って結構高かったよね。……………金もt((殴」
「なんか言ったかな~?副社t((殴」
「あ?((圧」
「すみませんでしたー!」
「……で、よかったら君のお手伝いをするよ。」
「ありがと!」
これからの四日間であんまり会えなくなってしまうであろう親友との会話を十分楽しみながら準備をした。
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すみません、先に言っときます。
主人公の沙也華ちゃんは私の現実をもとに作っています。沙也華ちゃん自身は性格がすごくいいんですが、私自身はそこまで性格はよくなんですよ。
そこは覚えておいて欲しいです。
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