第313話 さびしめば剽軽尽くす芥子坊主

 

 

 

 生きていれば、いえ、生きること自体、さびしさと無縁でいられないのが人生。


 やり場のない気持ちを持て余して、とりあえず外へ出てみると、意外に思いがけない出会いがあったりして、帰宅するころには気分がアップしていることも……。


 花が散って実になった芥子坊主も「どうしたの?」と声をかけてくれるようで。

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