第239話 わが背でねんねの赤子おぼろ月

 


 

 

 何十年も前のことですが、赤子の息吹の感覚を首筋が覚えていて……。


 子守唄を歌いながら仰ぐ月が、やさしくおぼろに霞んでいた春の宵。🌙

 

 ――あのころの自分、どっぷりと母親だったなあ。

 

 柄にもなく、ちょっとセンチになったりするケイコです。(´;ω;`)ウゥゥ

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