第174話 赤ん坊の山羊ひよひよと春の朝

 

 

 

 

 知人が経営している温泉旅館は川沿いに広大な敷地を有しており、そこに山羊を放牧しているのですが、毎年、生まれて来る赤ん坊に、同じ名前を付けています。

 


 ――モモちゃん。🐐

 


 本格的な春がやって来ると「今年のモモちゃん」に挨拶に出向くユカリですが、明治この方、名のある文人墨客が訪れたことで知られる老舗旅館には、定番の犬や猫のほかに黒豚、猪、兎、鶏などもいますし、瀬音高く野性味ゆたかな庭園には、蜥蜴や各種の昆虫類、それにちょっと苦手な例のアレもいたりします……。(^_^.)

 

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る