第104話 千姫の疑心暗鬼や雪もよひ
歴史小説を書いていると、主人公への思い入れが強くなりがちなケイコですが、昨今の脳裡に棲みついているのは、戦国から江戸期の波乱に生きた千姫の面影。
夫・豊臣秀頼と姑・淀ノ方の命乞い&
🏯
いつまでも贖罪に悩みつづける千姫に「こより(秀頼)で結わえし袋(淀ノ方)をば 打ち捨つるとは如何にせん(千姫)」当てこすりの俗謡で囃し立てる、徳川憎し豊臣恋しの大坂の地熱が牙を剥いておそいかかり、さらなる疑心暗鬼地獄に。
錯乱の末、怪しげな呪術や祈祷に頼るようになった千姫の苦悶は、すなわち筆者=語り部の煩悶となり、400年前と現代を行ったり来たり中のケイコです。👘
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます