第99話 寒暁の駅の立ち食ひ蕎麦屋かな
独身時代の癖がいまだに抜けきれないのか、出張に出かける朝、ギンジロウは妻に朝食をことわり、ホームの立ち食い蕎麦を食べるのを楽しみにしています。🍜
通り慣れた改札を抜けてエスカレーターを降り、北風が縦横無尽に吹き抜けるホームに出ると、これから出かける都会や南国の温かさが待ち遠しくなります。
🚈
風を除けて大急ぎで立ち食い蕎麦屋に駆けこみ、馴染みのオバチャンが手早く作ってくれる掛け蕎麦に掻揚げか油揚げをトッピングする、その至福といったら!
これこれ、これがなきゃ出張じゃないんだよな~と内心で呟きながら、ついでに「♪ サラリーマンは気楽な稼業と来たもんだ……アソレ」大ファンの植木等のパフォーマンスを思い浮かべたりしながら、ソワソワと電車を待つのです。(;’’∀’’)
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