第35話 夕霧や弁柄色の画廊の扉



 

 

 

 春から秋にかけて、たくさんの観光客や避暑客でにぎわう軽井沢のメイン通り。

 惜しげもなく柔肌をさらした娘たちの行列が絶えないタピオカ売り場のすぐ横、なんの変哲もない地味な階段を上ったところに、弁柄色の一枚の扉があります。

 

 ――ギャラリーあだしの。

 

 鉄のドアには目立たない、けれども洒落た字体のプレートが掛かっています。

 ちょっとドキドキしながら、そうっと扉を押して内部を覗いてみますと……。


 


                  🚪               



 

 ――うわお~!!!

 

 この世のものとも思えない幻想的な風景画が四方の壁一面に描かれています。

 え、神秘に魅せられ一歩踏み出すとそれっきり、外に出て来た人はいない?


 さてさて、それはどういうものでしょう。

 でも、ものは試しと申します。・・・👻

 ちょっと入ってごらんになりませんか?

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