ゲーム実況をしてみたい

 初めてのコラボも終わり、ようやくそれらしいVtuber生活のサイクルに入ってきたんじゃないだろうか…?


 Vtuberらしいことと言えば、やっぱりコラボ・歌・ゲーム実況だろう。


 コラボと歌は上手くサイクルに乗せられそうなので、あと残るはゲーム実況だ。


 コラボでは、いくつかやるゲームを挙げたが…




 「まだまだ候補は挙げられるんだよなあ…」




 Vtuberが良くやるゲームは、多岐にわたる。


 この身体になって一番のネックは、 Nintendo SwitchやPS4のようなゲーム機器がいるものは現実世界からの操作が必要なので、できないということだろう。


 Vtuberに大人気の『あつまれ どうぶつの森』や『大乱闘 スマッシュブラザーズ』、『アソビ大全』、最近リリースされて話題になった『Ghost of Tsushima』といったタイトルをできないというのは、中々厳しいものではある。




 なので僕ができるのは、必然的にSteamやブラウザゲームなどPC上で行えるゲームに限られる。


 それでも昨日のコラボで挙げた『SEKIRO』や『DARK SOULS』、『Getting Over It』以外にもよく行われるSteamゲームは多い。 


 『Apex』や『ARK』、『Dead by Daylight』などのタイトルはVtuberに人気のゲームだ。


 ただ、『ARK』は一人でやるには中々実況映えしにくいので、やるとしたら工夫する必要があるだろう。


 同じ理由で「雪山人狼」の通称で知られる『Project Winter』も手が出しにくい。




 一方でブラウザゲームは、ボードゲーム系で人気のものが多い。


 『雀魂』や『天鳳』と言った麻雀サイトや『81道場』や『将棋倶楽部24』といった将棋サイトなどの昔からあるボードゲームを専門にしたサイトは、無料でブラウザ上で遊べる手軽さにより、人気を集めている。


 特に『雀魂』は、運営会社のYostarがかなりVtuberよりの戦略を立てたことで、Vtuberに好まれて実況で使われている。




 そして単にゲーム実況をするとは言っても、自分がどのような実況のタイプなのかによって選ぶタイトルも変えるべきだろう。


 一口に実況とは言っても、上手さで魅了するのか、ゲームに対する反応で視聴者を惹きつけるのか、それともゲームに関連する話やもしくは全く違う雑談で視聴者を飽きさせないようにするのかというように、自分のストロングポイントを理解した上で実況をしていかなければならない。


 


 僕の場合は反応で勝負するタイプではないので、上手さや知識を利用した話しで勝負するべきだろう。


 特にRTAという世界最速の記録をたたき出すことを競い合う分野が人気ジャンルの一つとして確立されている以上、僕はそこで輝く素質を持っているはずである。




 ということでまずはRTAに手を出そうと思う。


 RTAを行うには、人気のタイトルで行う方が話題になりやすいのは当然の話だ。


 特にクリアが難しいなんて言われるゲームでRTAをする人は人間じゃないというような目で見られる。


 VtuberとしてやるならVtuberを視聴する人たちがアッというような内容のものでないといけないから、Vtuberのよくプレイするゲームから選ぶ必要がある。




 「となるとやっぱり壺おじかなあ…」




 有名なVtuberのほとんどは「壺おじ」こと『Getting Over It』をプレイする。


 クリア耐久配信をやるくらいには相当な難易度であるし、視聴者もそれを理解している人が多い。




 「よし、じゃあクリア耐久配信じゃなくてRTA耐久配信をやろう。」


 


 そんなことをする人はまずいないだろう。


 やればまず注目を集める。


 クリア耐久よりもひどいことになりそうな未来しか見えないからだ。




 「そうと決まればさっそく準備開始だ!」




 『Getting Over It』をダウンロードし、その間にツイートをする。


 今すぐやるのではなく、間を空けて周知させてから配信した方が良いだろう。





ごきげんようみんな。


いよいよVtuberとしての活動に慣れ始めてきたところなので、明日からゲーム実況を始めていきたいと思う。


やっぱり僕ならではのことをしたいので最初の配信はこれだ。




「壺おじRTA耐久配信~金壺になるまでに世界最高記録を塗り替えられるか?~」




かなりの精神力が要求されるだろうが、喋りにも手を抜かないつもりだ。


ぜひ見に来て欲しい!


また待機所は改めて立てるので拡散してほしい。


今日のカラオケ耐久配信もよろしく頼むぞ。





 こんな感じでいいだろう。


 ツイート内容に満足すると、僕はカラオケ配信を立ち上げた。

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