コメント失礼いたします。
詞さんにとって葵さんは信頼できる人だったんでしょうね。
だから葵さんを信じて
『あとは任せた!!』
とメッセージを残したのかと重います。
メッセージを受け取った葵さんはこれからも旅を続けていくんでしょうね。
文章が詩的で余韻が素晴らしいです。
作者からの返信
お返事が遅れてしまいまして、大変失礼いたしました。
私の作品にもいらしていただき、恐縮いたします。
そしてお褒めの言葉をありがとうございます。レビューまで感動です。その後、他の方も読みにいらしてくださいましたので、レビューをいただいたおかげかと。
余韻に浸っていただけたら嬉しいです。
(これは『筆致は物語を越えるか」という企画で、たくさんの作者さんがざっくりとした同じプロットから書くというものなのです。この企画はシリーズ化しています)
『WEB小説じゃない小説…』企画に参加いただきありがとうございます。
コメントで他の方がおっしゃっている通り、表現が丁寧で綺麗だなという印象です。鮮やかでこれほど風景が浮かぶような描写、作者様の技術力の高さが表れているなと思いました。
物語の構成においても、回想のタイミングや主人公の変化など、すっと腑に落ちる綺麗な作品でした。
作者からの返信
こんにちは。すっかりお返事が遅くなってしまい、大変申し訳ありません。
身に余るご感想を拝受致しまして、お星様までいただき後塵に存じます。
すんなり読ませる、というのは非常に重要なことと思いますので、新代もも様のご感想はとても励みになります。
重ね重ね感謝申し上げます。
日本から海外へと、情景に感情が込められており、丁寧に描かれた葵の気持ち。彼女の喪失感が文章から匂い立ってきました。
だからこそ、最後の場面に感動します。
読んでいて、とても引き込まれました。
ところで、こんなことを書いていいのかどうか、ごめんなさい。
The end, but her journey is still ongoing.のほうが、より英語らしく思います。
作者からの返信
読んでいただきありがとうございます。
葵の感情の変化がうまく伝わって嬉しいです。
英語のご指摘、感謝いたします!
直しますね。
編集済
はじめまして。企画から参りまして読ませていただきました。
この作品、全編ほぼ事務所の中なんですよね。読み終えてから、そういえば…と読み返して確かめてしまいました。とてもそうとは思えないような、まるで世界をぐるーっと回ってきたかのようなスケールを感じました。さまざまな景色と色彩が目まぐるしく浮かび上がりました。凄いです!
それだけでなく大切なパートナーとのかけがえのない日々やそれを失った虚脱感やまたそこからの精神的な前向きもこの短い物語の中にきちんとおさまっていて、無いものがないのでは?と思ってしまいました。
レビューを書きたくてたまりませんが、どう表せばいいのか筆致がとても追いつかないです。
真船先生の演奏も是非興味深々です^_^。ピアノ協奏曲第3番ニ短調かな…?違ったらすみません。
蜜柑桜様の他の作品も読んでみたくなりました。
追記
ピアニストの問題、思いっきり外しちゃいましたね(^。^)。ちょっとひねっただけにお恥ずかしい。。。でも見識が広がりました。
長編、ゆっくり読ませていただきます。冒頭から美しい旋律の連続。楽しみです^ ^。
作者からの返信
けんこや様
初めまして! 読了ありがとうございます。
>まるで世界をぐるーっと回ってきたかのようなスケールを感じました。
なんてもったいないお言葉を……さらに数々のお褒めのお言葉、とても嬉しく思います。ありがとうございます。
ピアノ協奏曲第3番ニ短調、ラフマニノフですかね。特に曲は想定してはいませんでした。真船さんの名前は、西欧語で「船」の意味になる綴りを名字に持つピアニストです。
私の長編のフォローもありがとうございます。とても大事なお話なのです。
こちらがなかなか読みにいけない状況で恐縮です。。。
最後に、お星様もありがとうございました!
いつもながら見事な物語です。蜜柑桜さんの物語には独特の色のようなものがあると感じます。西洋、芸術、強い女性……。蜜柑桜さんだな、と思わせる作風ですね。
世界の風景の写真が怒涛のように連続するシーンはすさまじかったです。二人の撮影旅行の風景が目に浮かぶようでした。これこそ蜜柑桜さんの強みだなあと思いました。
ただ、それだけにアルバムの中身が気になりました。固有名詞で説明できるようなものばかりでいいのか、と。なにせプロの写真家が親友と旅して作った渾身のアルバムですし、もう少しオリジナリティが介在してもいいのではないか、なんて。(蜜柑桜さん厳選の絶景に対して、写真も観光地もよく知らない人間からの指摘です)
『あとは任せた‼』
からの虹の描写までがとても胸に迫ってきました。泣いていた葵が走り出す。とても熱い展開でした。カメラを掴み取る、という部分のスピード感!
異常な暑さ寒さ、「いつもの」ゲリラ豪雨……。近年の異常気象やコロナなどの社会問題が混じっているのもリアリティを掻き立てて良かったです。今や現実世界で物語を構築しようとすると舞台がコロナ前なのか後なのかで設定がガラッと変わりますね……。もし詞さんが生きていたとして、コロナ禍を乗り越えられたのかな、なんて考えてしまいます。
素敵な物語をありがとうございました。
作者からの返信
ふづきさん! コメントありがとうございます。
私らしいですか? いつの間にか作風って出来上がるものなのですね、それだけの数を読んでいただいてなんと言ったらいいのか……感謝です。
アルバムについては、他のご指摘もありました。ここは目眩くように書きたかったので、風景が思い浮かぶ、かつシンプルに、とやっていたためですね。写真家さんのオリジナリティ……実は写真集というものを持っていないので、そこまで思い至りませんでした(日本の絶景、というMook本くらい……)
参考になります。
現代的な話題、はコロナ以外無意識でした(功を奏して良かった 苦笑)
お星様もありがとうございました!
編集済
色んなところの写真、風景、場所の名前。
僕はあまり旅行って行ったことないので、こういうこと書けませんし、描けません。だからこそ、旅行に行った気分に浸れるような気がします。
気分に浸れるだけでも違いますよね。今こういう状況になって大切なことは、「外に出られない」って塞ぎ込むよりは、「いつの日か外へ出た時に、楽しもう」って考えを持って、今をどうにか前向きに踏ん張ることだと思うのです。
……という気持ちを、この作品を読んでふと心に思えた人、僕以外にもいるんじゃないかと思います。
写真は誰かの視界を共有できる手段のひとつですから、葵さんの視界を通して、まだ見ぬ世界がこんなにもキレイで明るくて、ワクワクできるものなんだと、まだまだ、葵さんには教えてもらわないと困りますね笑 葵さんのご活躍を期待しています。
蜜柑桜さん、近況ノートを以前読んだ時、書きたくないなあって言ってたとき、大丈夫かなーって思ってたんですが、その後具合はどうですか?
書くのも休むのも自分にしか出来ないことですから、色々と折り合いを付けないといけないのかもしれませんね。
微力ながら、応援しています。
ではでは!
ありがとうございました。
追記
返事が遅くなったことは、気にしないでください。
頼りがないのはなんとかな証拠って言いますし。
ほどほどに、のんびりと、好きなことして、過ごしましょ。
ではでは。
作者からの返信
ぎざさん
すっかりお返事が遅れてしまって、本当にごめんなさい!大変申し訳ありません。
旅行ずきが高じてこうなったのかもしれません。
でも、ネットでも本でも素敵な景色の写真は見るだけで心が震えます。
ぎざさんのご感想、私の作品が少しでも心を震わすことができたんだ、と思えて嬉しいです。お星様にも感謝申し上げます。
またお気遣いありがとうございます。それなのにお返事が遅れるなんて失礼を…悔やみます。
やはり力を入れて書くものは、現時点ではあまり気が進まないみたいです。エッセイはやたら書けますが(苦笑)長編ファンタジーの定期更新を頑張って早く仕上げたい、のが今の目標です。
応援、もうそのお言葉でとても勇気づけられます。本当に本当にありがとうございました!
蜜柑桜さんこんにちは〜♡
エピソードタイトルが素敵ですね(*´ω`*)
繋げたら一文になって、すごくゆっくりと上を向くようなイメージを抱きました。
あと、3話めの最後のとこの、外のお天気が変わっていくところ、好きでした〜!
なんか、こう、色がぶわっと鮮やかについていくようというか、「おう!」ってなりました。説明下手でごめんなさい。笑
あ、終わり方ですが、わたしはこれ、好きだなあって思いましたよ(*´ω`*)♡
柔らかくて触り心地の良いおはなしでした、読めて良かったです!
お疲れさまでした〜(*´艸`*)
作者からの返信
夏緒さん、コメントありがとうございます。
やっぱり、かなり思いを込めて書いたものがそう言ってもらえて嬉しいです。
終わり方、良かった。わー!
「柔らかくて触り心地の良いお話」
なんて素敵な表現! ありがとうございます!
此度、自主企画へのご参加、ありがとうございます。
素晴らしい内容だったように思います。
蜜柑桜さんならではの「写真」「旅行」「演奏」という要素がよく込められています。造詣がないと描けない内容です。
冒頭のシーンも非常に印象的ですし、情景描写は流石の次元だと思います。
この作品で議題を上げるなら、
①エンディングの是非
②世界風景の是非
だと思います。
①については、非常に印象的ですよね。瞬間が画像として記録されることで永遠になる。これ自体はとても美しいのですが、「永遠になったことで、葵にとってどうなったのか」が少し気になります。それを抱えたまま行きていくのか、それにより前進したのか。読者に委ねる部分が多い部分ですが、ここの解釈によって作品全体の解釈が変わるようにも思います。
加え、全体的に丁寧な描写とストーリーテリングで来たが、最後はカットオフした感じがして、それがかっこよくもありますが、「おお、突然終わったな」と感じたことはお伝えしておきます。
また世界各所の写真が、情景とともに多数登場しますね。
ただ、実際に訪れたことのない人に景色を具体的に描かせるには、各映像のイメージが少し詳細感が足りないようにも思いました。
しかし写真が主人公ではないため、映像の情報は少なくても良いとも思いますが、そうすると今後は、あまりにも多くが登場するので、そこらへんのバランスが「これで最適か」という点は調節できそうにも思います。
とはいえ、上記の課題は些末な問題で、「もしより良い作品にするのに手を入れるのだとすれば」というレベルの話ですね。筆致企画なので無理やりだしてみた感じです。
蜜柑桜さんの進化が目覚ましいなぁと感じます。秀作だと思います。
此度、改めて企画にご参加頂きましてありがとうございました。
作者からの返信
ゆあん様
読了、ありがとうございます。
ご指摘の箇所ですが、とてもご丁寧なコメントをいただいたので、長くなりますが真面目にお返しします。
1についてはごもっともです。
最初、第4話はなしにしようかとも思いました。しかし疫病の後の葵の行動を示したかった(場所も詞の希望を踏んで)のが1点。
ただし、このシーンはどうしても感情描写を入れたくなかったのです。モノローグで進む話ですが、全編通して、葵の心情独白は控えめにしたつもりです。
なので確かに読者に委ねるのが多いのは事実です。でも私は、読者が考える部分が少なく「読みやすい」作品だけが良作では無いと思います。逆に読み手が考えなければならない「読みにくい」作品も、小説の一つの価値だと思っています。
エピローグは写真を撮っている人物が誰で、どこにいて、天気は今からどう変わろうとしているのか、それを行った写真家の心情は何か、これを前三話までに私が書いてきたことで読者の方に考えていただきたいなぁと思いました。特に心情については、私自身の考えがあるものの、むしろここは読者の想像にまかせたい、自由に読み取っていただきたい、と。撮った写真はどうなるのか、も含めて。
第二のご指摘については、私個人の現状における望みが入りました。今の情勢だからこそ、読者の方にできるだけたくさんの場所を想像していただきたい、というのが一つ(かなり多くの土地を出しましたが、これでも場所の厳選に困りました)。
それを文章の中に入れるにつけ、文章のリズムとして一つの場所につき大体一文。動画ではなくアルバムを捲っているので、長くなりたくは無いということ、葵自身は場所を知っていること。以上が各箇所の説明が短い所以です。
ただゆあんさんが不自然に感じられたところがあったということは、まだまだなのでしょうね。難しいですね。
ゆあんさんに非の打ちどころのない作品と言っていただけるようにもっと精進しなくてはいけませんね。
あとは私の私信がどうか失礼に当たりませんよう。
丁寧なコメント、いつも感謝いたします。
レビュー文もありがとうございました。なんだかんだで参加できてよかったと思います。
追記です
ピアニストの名前の由来は、ゆあんさんならお分かりになったでしょうか? 笑
風景描写が本当に美しく、爽快な作品でした。
蝉の声、むわりとした湿気、突然の豪雨という、日本の夏らしい天候はじめ、詞のアルバムをめくって以降の、記憶が溢れ出すような情景。飛行機や空港で感じる期待、列車から流れる景色を眺める穏やかな時間、街を歩き、見惚れた風景へ思わずカメラを向ける瞬間――旅の時間がぎゅっと詰まったそれぞれの描写に、旅へ出たい欲が超絶叩き起こされて悶絶しております!笑
写真として切り取った風景のなかにも、時間の流れ、前後が滲むような描写が素晴らしいです。
> 光の筋が、灰がかった空間を貫いた。
とりわけ上記の一文は、葵が新たな一歩を踏み出すだろう状況を、この短い文章でこうも力強く表せられるか〜!(しかも虹の出現を暗示する現象を使って!)と感嘆するような心地でした。
まさしく今、世界を自由に見て歩けない時代に生きる現実の私たちにまでエールを届けるような作品ですね。
作者からの返信
東海林 春山様
初めまして!(ですよね? もし違いましたら大変申し訳ありません)
読みにいらしていただき、ありがとうございます。
そしてとても丁寧な御感想に感謝いたします。
旅、私も出たいです。そんな思いも作品に現れたのかもしれません。
引用の一文、汲み取っていただいてありがとうございます。ここではまだ「そのもの」を出さずに、ラストへ繋げたくて。
この作品がエールになりましたら、作者としても心励まされます。
お星様もありがとうございました。
こんにちは。いいの すけこです。
二人のフォトアルバムを実際に開いて眺めてるような気持ちになる作品でした。
実際の風景や実物の建築物などに敵うものはないかもしれませんが。
写真が(特にプロのものなんか)一瞬の素晴らしい時を狙ったり、一番魅力的に映る時を切り取って一際美しく残るように。
文章化することで美しさや魅力が際立つこともあるのかも、と蜜柑さまの文章を読んで思いました。
ごてごて飾り立てた文章でなく、それでも旅先の風景の魅力が伝わる文章で、とても素敵でした。
作者からの返信
いいのすけこ様
読了ありがとうございます。
プロの写真家さんの作品は、みていると息を飲んでしまいますよね。素敵なお仕事だと思います。
>文章化することで美しさや魅力が際立つこともある
とても嬉しいです。
世界の美しさが少しでも伝わったようでしたら幸いです。
お星様もありがとうございました。
うわー、やっぱり凄い!
作中に出てくる美しい風景も凄いし、キレのあるエンディングも凄い。
きっと葵はこれからも旅を続けていくという、明るいエンディング、私好きです。
やっぱり蜜柑さんの描く女性キャラって、前向きで凛としてて魅力的ですよね。キャラが生きているからこそ、風景描写がより光るのでしょうか。
葵も詞も似ているようでどこか違っていて、お互いを高め合う存在だったのでしょうね。
やっぱり葵は、今後も作品に「A&T」のクレジットを入れ続けるのでしょうか。やばい、泣ける……!
しかしほんとうに良い作品でした! とっても楽しかったです!
作者からの返信
薮坂さんこんばんは。
褒められました。ありがとうございます。
大層不安で書いていましたが、良かった……。
写真は、どこも蜜柑桜が行って綺麗だな〜って思ったところです。
そして多くの方から、作中女性についてコメントいただきますね。全然無意識なので、嬉し恥ずかし。これからも入れますよ! A&Tと!
今回もまた、いつもながら秀逸なレビューをありがとうございました!
編集済
写真と風景、これは美しいですよね。
途中の「美しい風景」の列挙は蜜柑桜さんの受けた感銘なんですね。さすがの感受性、みずみずしさに溢れています。と同時にそんなにたくさんの美しい風景を見たことあるのが羨ましくなりますよね。
筆致に関してなんですが、最後に葵になにか一言セリフを言わせた方が終わりが安定するんじゃないかなー、と思います。葵のセリフでなくてもいいんですが。
最後雨が上がってシャッター押すシーン、すごいいい描写なんですが、物語の終わりと相性よくないみたいです。あれ?葵どうなったの?と思ってしまいました。
とはいえさすがストレート系の女王蜜柑桜さんですよね。今回も見事に真正面からプロット仕上げられて素晴らしいと思います。美しい風景の描写が印象的でした。
……あとタグでぼやくの、なんか俺みたいだなーと思ってちょっと嬉しくなりました。笑
作者からの返信
改めまして読了ありがとうございます。
やっぱり旅はいいですね。仕事ついでに足を伸ばせるところは伸ばします(^^)
最終話なのですが、敢えて葵の仕草と景色だけにしたかったのです。人称も限って。むしろ読者さんが想像していただけたらなぁ、と……わかりにくかったですか(^^;;)
お星様もありがとうございます。タグは結局消してしまいましたが、やっぱり筆致企画はハードルが高いですね。参加者の皆さんは書くだけでなくて「読む」も優れていらっしゃいますから。
でも、お褒めの言葉とお星様ありがとうございます!
あちこち飛び回っている、まさにみかんさんのとてもキレイな作品でした。
面白かったです!
作者からの返信
ありがとうございます! またあちこち飛びたいです。
フィンディルさんのおかげで課題も見えました。
お星様にも感謝です