一日目・3
安城は食後すぐに食堂から出ていった。そわそわしているのか、若干早足に見えた。見たいテレビでもあるのだろうか。
柳原夫妻は時間ギリギリまで酒を飲み続けた。泥酔、酩酊とまではいかないが、ゆかりの足元はおぼつかなかった。同じ頃に冴子も部屋に戻っていった。
二十一時になり、コウちゃんとカオちゃんが仮眠をとりにいった。普段はどちらかが寝て、どちらかが起きている時間だ。あとは雑務用のアルバイトが一人いて、本当ならばそのアルバイトと二人で店番をするらしい。だが俺が長期休みになるとそのアルバイトが休みを取る。まあそのアルバイトというのがカオちゃんの実母なわけだが。
カオちゃんの母はアクティブで、手伝いが必要なくなるとすぐに友人たちとでかけてしまう。いいのか悪いのか、それとも俺に気を遣ってくれているのかは今でも謎だ。今回は骨折なのであまり余計なことは考えない方がいいだろう。アクティブな人が病院で寝たきりなのだ、そのストレスたるや想像に難しくなかった。
ペンションの出入り口に鍵をかけた。二十一時になったら鍵をかけるのが決まりだ。
カウンターに座り、スマフォをいじる。他にやることがないのだ。誰かが階段を降りてくる音が聞こえたら隠せばいい。客からは見えない位置にテレビも設置されているが、逆に言うとそれくらいでしか時間を潰せない。
などと考えていると、喋り声と足音が聞こえてきた。降りてきたのは柳原夫妻と冴子だった。ゆかりと冴子が楽しそうに話している。ニコニコしながら士郎が後ろを歩いていた。
三人が風呂に入っていくのを見届けてから、売店の冷蔵庫からコーラのペットボトルを取り出した。お菓子も二袋ばかり持ってきた。レジで精算を済ませてカウンターに戻る。この時間は本当にやることがない。
士郎が最初に上がってきた。俺の姿を見つけると、ニコリと笑い近寄ってきた。あれだけ飲んだのに足取りはしっかりとしている。相当な酒豪なんだろう。例え酒豪と言えど、酒を飲んだあとの入浴はあまり感心しない。それを直接抗議できるか、と言われるとそんな度胸はなかった。
「水、もらえるかな」
「はい、百二十円になります」
「これでいいかな」
小銭を受け取り、水のペットボトルを持ってきた。
「ありがとう」
左手が伸びてきてペットボトルを受け取った。綺麗な手をしていた。長く細く、ピアニストのような手だった。指輪などははめておらず、そこにも好感を覚えた。
「ええ、こちらこそ」
こういう場所での食料は高くつく。それを買ってくれるのだから、礼を言うのは当然だ。
「ここの仕事は長いのかい?」
士郎がカウンターに寄りかかる。
「そうですね、中学校のときからなので。でも長期休みの間だけですよ。オーナーが僕の叔父なんです」
「なるほど、仕事というより手伝いか。実家は遠いの?」
「車で二時間ですかね。そこまでじゃないかと」
「楽しいって顔してるね。接客業は好きかい?」
「普通の人よりは好きだと思いますよ。将来もこういう仕事に関われたらいいと思ってますし。柳原さんの職業は聞いてもいいですか?」
「ボクは不動産だよ。小さいけど、一応取締役だ。ただね、キミのように楽しめてはいない。責任とか義務とか、そういうのばっかり気にするようになる。人の上に立つと総合的なお金のことも考えなきゃいけないからね。楽しめるときに楽しむのは大事だよ。若い内はやりたいことをやっておくといい」
風呂の方から話し声が聞こえてきた。ゆかりと冴子が出てきたのだ。
士郎は親指を立て「ファイト」とウインクをした。さぞモテることだろうな、なんて思いながら彼の後ろ姿を見ていた。
十二時になる少し前、風が強くなってきたせいか入り口がガタガタと揺れていた。ペンションの造りが古いので立て付けが所々悪くなっていた。このままでも問題はないのだが、なんだか壊れそうな気がしてならない。
ペンションの客室は建てられたときに防音処置が施された。楽器などを鳴らすわけではないので簡易的なものではあるが、ドアが揺れる音程度で眠れなくなるなんて客はいない。客は関係ないが物音は気になる。仕方なく、階段の後ろに置いてあるドアストッパーを手に取った。
鍵がかかったドアを目一杯まで押して遊びをなくし、ドアストッパーをドアと地面の間に噛ませた。右に三つ、左に三つ。手を離すと音はずっと弱くなった。
カウンターの向こうからコウちゃんが出てきた。シャツの中に手を入れて胸を掻いていた。カウンターの奥が事務所で、そのまた奥がオーナー夫妻のプライベートルームだ。
十二時に起きてくるのは一週間ごとの当番制のため、しばらくの間はコウちゃんと交代することになる。
「起きたからもういいぞ。留守番ご苦労さん」
「コウちゃんが起きてきたってことは、朝ごはんはカオちゃんが?」
「そういうことになるな。ほれ、これやる」
取り出したのはビニール袋で、中には三本の缶ビールとおつまみだった。
「酒はそんなに強くないんだけど」
「これから必要になるんだろ?」
歯を見せ、親指を立てて笑っていた。コウちゃんのこういう笑顔を俺は「山男スマイル」と呼んでいる。俺がそう名付けたときはカオちゃんなんて手を叩いて笑っていた。
「ちょっと待って。なんですぐ寝ないって知ってるの?」
「香織から聞いた」
「そもそもカオちゃんが知ってることがおかしいんだけど」
「いいからさっさといけよ。美女二人が待ってるぞ。あと、寝坊は十二時までなら許してやる」
「なにを期待してるかわかんないけど、そりゃありがたいことだね」
諦めてビニール袋を受け取った。
本当はもう一度風呂に入りたかったが、十二時過ぎと言ってしまったので仕方がない。風呂はまた明日入ればいい。
服をひっぱり鼻を付けた。大丈夫だ、臭っているというほどじゃない。
一度百合の間に行き、暖房だけつけて椿の間に向かった。ノックを四回すると、ドアがそっと開かれた。凛子が出迎えてくれた。
「どうぞ」
「それじゃあ失礼して」
すでにアルコールの匂いが充満していた。テーブルの上にはビールと酎ハイの缶が何本も置かれている。ざっと見て二十本以上あるが、その半分が開けられていた。ベッドでは白ワインの瓶が寝ていた。どれだけ飲むつもりなのかわからない。
一応テレビはついている。けれど音量が小さいのは、周りの部屋に考慮してなのかもしれない。
「お、持参してきたね。紳士じゃん」
純にビニール袋をひったくられた。だいたいだが、この人のことがわかってきた。
「いつまで突っ立ってんの? さっさと座りなよ」
「座るってどこに」
どの部屋もそうだがイスは二つしかない。
「ベッドがあるでしょ」
「女の子の部屋のベッドに座るのは抵抗があるんだけど……」
「女の子! アタシのことそんなふうに見ててくれたのか、嬉しいね」
腕を掴まれたかと思ったら、そのままベッドに座らされた。自室ではなくペンションのベッドなので男も女も関係はないのだが、どうしても緊張してしまう。
「とにかく飲みなよ。おつまみもあるからさ。なにがいい?」
「じゃあビールで」
プシュッとプルタブを起こし、素早く俺の前に差し出した。
「はいビール」
受け取って一口飲んだ。苦味が喉に流れ込み、胸の中に熱が広がっていく。
「もうだいぶ飲んだみたいだけど大丈夫なの? 明日も運転しなきゃいけないんでしょ?」
「大丈夫大丈夫。アタシもリンちゃんもお酒残らないタイプだから」
凛子を見れば、アルコールが強いことで有名な酎ハイを飲んでいた。テーブルを見ると、凛子の前にはその酎ハイの缶が五本並んでいた。
「凛子はよく飲むの?」
「一人では飲まない。誰かと一緒のときは、飲むかな」
目のやり場に困ってしまう。やや赤みがかった肌のせいか色っぽくに見えて仕方がない。上気した頬、少しだけ下がった目尻、最初に見た印象とはだいぶ違った。
「そういえば二人の関係ってまだ聞いてないんだけど」
「私と純は異従姉妹同士。私の母の姉が純の母親になる」
「と言ってもアタシは養女なんだけどね」
あっけらかんと言い放ち、ビール缶をぐいっと傾けた。そしてイカの燻製をつまみ、むしゃむしゃと食べた。なんとなくではあるが、自分が養女であることを気にし天真爛漫を装っているようだった。
「まあそれはそれ、さあ飲め飲め」
言われるがままに缶を傾けた。正直なところビールはそこまで得意ではない。嫌いではないが、俺は元々甘党だ。
俺が一本のみ終わると、純は新しい缶のプルタブを起こし、それを俺の胸に押し付けてきた。純と凛子に見られながらも缶に口をつけた。苦味と刺激が喉元に流れ込んでくる。だが本当ならば缶チューハイの方がいい。
「悪いんだけど缶チューハイもらえる?」
それでもやはり好きにはなれなかった。見栄を張ったと見透かされてしまうだろうか。
「苦手なら言えばいいのに。どれがいい?」
「そこの梨のやつ」
純は「はい」と投げてよこした。どうやらサービスは二回までのようだ。回数というよりは純がサービスに飽きたのだと悟った。
飲みかけのビールをテーブルに置くと「じゃあ私が」と凛子が持っていった。男として見られていないという事実に、思わずため息が漏れてしまった。
テレビを見ながら酒を飲み、イカの燻製やらポテトチップスやらをつまむ。話をするのはもっぱら純の役目だった。凛子は頷くだけ、俺は相槌を打つので精一杯だった。会話が途切れる度に、次々に新しい話題が口から出てくるのだ。会話が尽きないのもすごいが、それ以上に頭がいい人なんだろう。
二本目の缶チューハイを開けた頃に目的を思い出す。
「そういえば事件のことを知りたいんじゃないの?」
その言葉を聞いた純が手をパンっと打ち鳴らした。
「そうそう、聞くの忘れるとこだったわ。心の準備はできてるかな?」
「準備とか必要ないから。んで、なにが聞きたいの?」
「それじゃあ肩の力を抜いてリラックスしてね」
アナタはリラックスしすぎでは、とは言わなかった。
「二十年前の事件は知ってる?」
「話には聞いてる。当時二歳くらいだったから記憶はないけど、母さんによくよく言われて育ったから」
「子供の頃から?」
「そりゃそうだよ。二十年前、このペンションで殺されたのは俺の父さんなんだから」
一瞬だったが純は視線を泳がせた。開きかけていた口は閉じられ、明らかな動揺が見て取れた。
逆に、凛子は動じていなかった。その瞳は「そういうこともある」と言っている。神経が図太いのか、冷酷なのか、鈍感なのか、それとも心が強いのか。さすがにそこまで理解できるほど長い時間一緒にいたわけではない。
「気にしなくていいよ。父さんが殺されたことに関しては、まあ、仕方がないと思う。時間を巻き戻せるわけじゃないし、それに俺は父さんとの思い出があるわけじゃない。それよりもなにが聞きたいの?」
純は短く息を吐き、姿勢を正した。そしてテーブルの上で指を組んだ。
「キミがそういうなら遠慮なく。キミのお母さんは、キミのお父さんが死んだときにペンションにいた?」
「いや。母さんは俺と家にいたみたいだよ。父さんがここに来たのは、弟であるコウちゃんの手伝いをするためだ。ちょうど年末年始でさ、でもそのときのオーナーが具合悪くしちゃって。それで父さんが」
「棗っていうのはお母さんの旧姓?」
「五年前に再婚したんだ。新しい父さんはいい人でさ、最初の父さんのことも覚えていて欲しいって言ってた。俺は最初の父さんのこと覚えてないから、違和感なく父さんって呼べるけどね」
「なるほど、お母さんはいい人に出会ったんだね。それで殺されたのは金城恭一さんでいいのよね? で、犯人は久坂瑠璃子さん」
「そう。俺の記憶が確かなら」
「そこまでお母さんに教えてもらってるの?」
「いろいろあったんで。父さんは瑠璃子さんと関係を持って、だけど父さんは結婚していることを瑠璃子さんに言ってなかった。一夜限りの行為を本気にした瑠璃子さんが激高して父さんを殺した。瑠璃子さんはその二日後に遺書を残して自殺した」
「肉体関係については疑わしい部分があるけど、恭一さんを殺したっていう物的証拠が見つかった。ただ確かめることができなかったので、久坂瑠璃子が殺したということで決着した」
「それも母さんから聞いた。ちゃんとしたことを聞いたのは高校になってからだけど」
今度は口を大きく開け、固まってしまった。
「キミのお母さん、すごいわね。全部話したんだ?」
「俺にとっては普通の母だよ。ちょっと気が強いっていうか、芯が太いっていうか、そういう人なんだ。でも本当のことが知りたかったっていつも言ってた」
「じゃあその瑠璃子さんに子供がいたのは知ってる?」
「それは知らなかった。母さんも言ってなかったし」
「キミから見て、子供がいる母親が簡単に自殺すると思う?」
「時と場合によるかな。子供を連れてこなかったってことからも憶測は多岐にわたる。母親に懐かなかった可能性だってある。憶測しかできないから余計なことは言わないけど、だからこそ俺には判断できないよ」
「なんだよ優柔不断な男だな。自分てもんがないのか、モテないぞ」
「ほっといてよ」
肩をすくめる純とは対照的に、凛子は酒を飲み続けていた。だというのに目は座っていない。じっとこちらを見て、俺が話すのを待っているようだった。
「この話、楽しい?」
「ええ、非常に興味深い」
「凛子がそういうならいいんだけど」
なかなか距離感が掴めない。美人と話すのが苦手なのに、ここまで感情が読めないとなおさらだ。
「ちょっと疑問なんだけど、父親が死んだ場所にわざわざアルバイトしに来てるの? キミのメンタルもすごいね」
「俺が行きたいって言ったんだ。そしたらコウちゃんたちもお前がよければって」
「怖いとか思わなかった?」
「父さんが殺されたペンションだから? 思わないわけじゃないけど、当時俺は二歳だよ? なにも覚えてないんだ。それに、小さい頃からコウちゃんたちには世話になってるんだ。父さんが死んでからいろいろね。恩返しもしたいし、家族みたいに思ってる」
「やっぱりメンタルが強いんだね。そういう男、アタシは好きだよ」
好きだと言われてもドキッとはしなかった。社交辞令であるとわかっているからだ。
「でもなんでこんな話を? ミステリーが好きなの?」
純は組んだ指の親指だけをくるくると回していた。脳を鍛えるストレッチだ、と昔テレビで見た。片方の親指をもう片方の親指が追いかけているようだなと思った。
その指が止まった。
「隠しておいて欲しいんだけど、アタシはフリーライターなのよ。それで二十年前の事件を追ってるの」
「隠してる理由がわかんないんだけど」
「いいから。絶対に誰にも言わないで」
若干だが目尻が上がった。その力強い眼差しは、有無を言わさぬ威圧感があった。
「言わないって約束して」
「わかったわかった、言わないって」
「それでいいわ。女の言うことをきく男はモテるわ」
「なんでもそこに直結しないでってば」
「キミくらいの子の頭の中はモテることしか考えてないでしょ?」
「どんな偏見持って生きてるのさ」
「リンちゃんのことチラチラ見てるクセに偉そうなこと言わないでもらえるかな」
「見てない」
「そういうことにしてあげる」
純がテーブルに肘を置く際に殻になった酎ハイの缶をなぎ倒した。缶は二つほど落ち、床を跳ねてコロコロと転がる。
「飲み残しこぼれちゃったよ」
なんて言いながら純は床に散った飲み残しをティッシュで拭いた。
「あんまりこぼれなかったけど大丈夫かな? 木目に染み込んだりしない?」
「問題ないさ。客室の床は長時間放置しなきゃなんともない。遊戯室は別だけどね」
「遊戯室の床は素材とか違うってこと?」
「床の塗料だかニスだかが結構劣化してるみたいでさ、水とかこぼすとすぐ染み込んで色が濃くなるんだ。それも時間が経てば乾くけどね」
「遊戯室には飲み物持ち込まないようにしよ」と言いながら転がっていた缶をテーブルに乗せた。
このやりとりに一番最初に飽きたのは凛子だった。大きな口をあけて欠伸をしたのだ。
純が腕時計を見た。
「もう二時か。アタシたちはそろそろ寝ようと思うけどキミはどうする?」
「俺も寝るよ。明日もバイトあるし」
「どっちと寝る? アタシ? リンちゃん?」
「ちゃんと自分の部屋で寝ます」
「面白くないな」
きっと俺が慌てふためくのを見て楽しむはずだ。だから毅然としていなければいけない。
「それじゃあおやすみ」と言ってから出口に向かった。
「おやすみ」と、二人同時に返ってきた。
ドアの向こうは違う世界かと思うほどだった。身体から一気に体温が奪われていくのがわかる。二の腕をさすってもあまり意味がなさそうだ。
遊戯室のドアが目に入った。自分の部屋に向かうためには当然遊戯室の前を通らなければいけない。
ドアに付けられている丸窓からは光りが差していた。誰かいるのかと中に入ってみたが人の気配はない。廊下よりも寒く感じたが、その理由には見当がついた。正面の窓のカーテンが揺れていた。誰かがバルコニーに出て窓を締め忘れたと考えるのが自然だ。窓に近付き外を見た。思ったよりも雪の勢いが強かった。部屋の中にほとんど吹き込んでいないのが不思議なくらいだった。
窓を締め、電気を消して遊戯室から出た。小走りで自室に戻ると、生きていることを実感した。エアコンをつけておいてよかった。
アルコールが全身を駆け巡っている。全身が火照っている。息も熱く、頭がぼーっとしてきた。
エアコンのタイマーにして、加湿器をつけた。持ってきたスウェットに着替え、電気を消してベッドに潜る。狭い場所は安心する。本来の使い方ではないが、くるまるようにして布団を使う。特に苦労することもなく眠気はやってきた。闇の中に落ちる少し前、写真の中の父さんを思い出した。生まれたばかりの俺を嬉しそうに抱いていた。座れるようになった俺におもちゃを渡そうとしていた。立ち上がる俺を後ろから支えていた。歩き始めた俺が転ばないようにと手を差し出していた。写っている写真はどれも笑顔だった。
父さんのことはよくわからないけど、あんな人が一晩でも別の女を抱こうとするだろうか。だってあの人は、母さんと映っている写真でもずっと笑顔だったのだ。今でもそれだけが信じられなかった。
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