9月夢日記

 9月に見た夢を整理し、文体の練習も兼ねて記す。


 9月6日。

 コンサートホールのステージに立っていた。「ゆめを おもいを」という曲が流れてくる。

 俺ともう一人が、ひな壇を上がってその歌を歌うのだが、相手は元気なのに、こちらはまったく力が入らない。汗をかいている。それでも一段目は普通に歌えていたのだが、もう一段、のぼったところで体調がさらに悪くなる。

 急になにかを食わされて、俺は倒される。

 目の前がまっくらになったとき、「弱点表」というものがあらわれる。俺は弱点を食わされて倒されたらしい。


 9月10日。

 毛の量が多すぎて、手櫛をさしていたら、「毛量懇話会」に出てほしい、と言われて参加する。

 ところがこの懇話会の内容がまったく頭に入らない。

 スマホをいじっていると、会社のアカウントで応募した懸賞が当たってしまった。


 9月12日。

 アイドルグループ(?)らしき5人組がいる。そのうち、二人にトラブルがあったらしく、ステージの周りが騒然となる。いつぞやのコンサートのつづきに思われたが、二人は当然俺ではない。

 突然、声がした。

「石に変身できるのに! この抱きつき女(?)~~!!」

 ステージはよく見えない。が、私ではない彼らは、その人と抱き合っているようだった。それで体が重い理由が分かった。


 9月18日。

 夫婦仲が悪い二人がいる。

 リビングで一緒にいても、まったく話すことがない。

 リビングの隣には診察室がある。

 どうやら赤ちゃんをこのまま産めないことが分かった。それで、赤ちゃんを、試験管だか養育機だかで育てるのだという。ただし、その機械はあたらしく、母体と接続して栄養や苦しみをキャッチするものなのだ。(お腹から取り出して、赤ちゃんが育つ様子を見ることができる)

 ところが今度の診察で、夫婦喧嘩による苦しみを我慢してしまい、赤ちゃんにもそれが伝わっていることがわかった。

 わたしはそのとき医者に、あなたもつなぎませんか、と言われる。

「え、いいんですか?」

 と妙な気持ちで応えたところで目が覚めた。


 9月24日。

 「ボーリング剣闘士」、「マヨネーズ剣闘士」と大きなプレートが掲げられている。

 バトルものであることは分かるが、何の争いなのか、さっぱり分からない。

 それにプレートに対して、コロシアムというか、スタジアム、いや競技場なのか、分からないほど小さなつくりになっており、見れば見るほど首を傾げざるを得ない。

 大きく首を傾けたところで目が覚める。

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