関西ノリを押し付ける者たちへ

愚痴り場みえちゃん

第1話

関西やから相手が嫌がっても、この程度のノリ当たり前やから。

この程度のイジリはイジメ嫌がらせちゃうねん。

みんながみんなではないということはわかってるが、よく聞く。

こういう輩はきっと地元の関西でも嫌われていたな違いない。


相手にとって嫌がらせかどうかはイジってる側の主観ではなく、されている側の主観だ。

いつの時代もイジメを行う者は大したことないと罪の意識が低いものだ。

被害者は一生忘れないというのに。


関西だと当たり前やねんと言って、お店で不当な値引きの要求。

これも多い。

安くしてーは関西やと当たり前。

でもここは関西じゃないし、同じ関西でもそのノリを受け付けないお店はあるだろう。

関西でやってるお店の全てが関西人なわけじゃなく、別の地方からの出店もあるだろう。

お店が値引きを断ったのに、それでも言い募るのはただ見苦しいだけだ。

そんなにお金がないなら利用しなければいいと言われて思われて終わりの話。


これを面白いと思ってやってるから始末に負えない。

生粋の関西人とはこうあるものというイメージ通りに生きようとする。


これは九州男子にも当てはまる。

九州男子は女子に強く亭主関白で、家事はおろか子育てはやらない、どのような状況でも女がすべきという考え。

九州男子とは怠け者の敬称ではない。冷酷な人間の別称でもない。

男らしく文句を言わず家計を支え、大黒柱としてドーンと構える、有事にいつでも対応できる心構えができているということだ。

自分が女に傍若無人に振る舞いたいがための言い訳に使うんじゃない。


自分のことを聞いてもないのに、やけに関西人だ九州男子だの主張の強い者は要注意だ。

地雷であることが多い。


そしてもう一つ。

関西人だから面白いこと言うんでしょう、明るいんでしょうという関西以外の人間が関西人に対して持つイメージ。

これも人それぞれだ。

それにより自分の出身を明かさない人もいるほどに、このイメージの押し付けは迷惑だ。


関西人といえど暗い人、お笑いが嫌いな人もいる。

東京の人といえど繁華街が嫌い、流行に疎く、オシャレをしていない人もいる。

イメージの押し付けほど、無意識の悪意はない。


みんなその地方の人と接してるではなく、個人個人と接しているという心は忘れないにようにしよう。

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