【閑話休題】一コマ劇場(スキット的な何か)
シリアスパートが続いたので、軽く今まで登場したキャラでスキット(会話)をしてみたいと思います。
1.森の髪が長い理由。
秋葉「森さんて、性格的に髪長くしたい派じゃない感じがしますけど、やっぱりそこは忍とは違うんですか?」
森「そんなことない。短くしたいんだけど、司がやめた方がいいっていうから」
秋葉「えぇ!? ……司さんが人の髪型に何か言うのって……すごい意外なんですけど」
司「違うんだ、秋葉。考えてみろ」
秋葉「?」
司「例えば、家に忍が遊びに来る。森と二人でソファに並んで遊んでいる。後ろから見たらどんな感じだ?」
秋葉「……。 紛らわしい!」
司「だろう。当然区別はつくが…………すごく、微妙な感じだ」
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性格を被すと、見た目で差別化を図らなければならない作者の苦悩。
そして、そんな二人を同時に会話で相手にすることになったら、ますます微妙な感じになる司の苦悩。
2.中二ネーミング
秋葉「
森「私たちのところに来た最初からその名前だよ」
秋葉「ってことは元々別に飼い主(?)がいたってこと?」
森「そう。連れ歩くにはもっとこう、あんまり目立たない名前にしたいんだけど、生まれた時からの名前はさすがに変えられないよね」
秋葉「……確かに、犬に不知火って、割と中二センスですよね」
司「そこは一応、霊的な存在ということでスルーしておいてくれないか」
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意味は、きっとある。
3.その後の宮子氏
宮古「しーちゃん。今日も個性を確立するためのアドバイスをくれないか?」
忍「宮古さん……」
忍「街で見かける度に声かけてくるの、ちょっとやめてもらえませんか」
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真面目な顔をして話しかけてくるので、割と、困る。
4.ダンタリオンのお茶会
ダンタリオン「ほーら、今日は魔界産のフルーツ山盛りだぞー」
秋葉「誰得なんだよ」
忍「珍しい。お菓子もさすがに貴族が食しているだけあって、宗教海外産なのに、原色じゃないし大味でも、物足りなさもない」
秋葉「お菓子、原色の国はこいつの宗教発生源とは遠い気がするぞ」
ダンタリオン「ほら、司。お前も食べてみろ。それとも妹に土産にするか?」
司「……(前回の件から、妙に機嫌を取られているようで微妙だ。それともこれはいじられているのか? ……いや、そういう空気でもない)」
忍「公爵、あそこの花、見たことないけどあれも魔界産?」
ダンタリオン「あぁ、あれはな。食人花だ」
一同「!!」
ダンタリオン「珍しいだろ~ フルーツじゃなくてこっち持ってくか?」
司「全く必要ありません」
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今回のダンタリオンは、ただの善意の塊(迷惑)。
5.一木の独白(読み飛ばし推奨)
一木「オレは今日、かつてない一日を送っている。
まず、朝起きると、アラームが壊れていた。
いや、壊れていたというは誤解で、スマホ自体に異常はない。
オレは……起きられなかったのだ。
スヌーズ機能に意味はなかった。
そういえば、遅くまでゲームをしていたせいだろうか。
ゲームと言えば、俺強ぇ!してる某課金アプリのギルドに、どうやら忍さんがいたらしいことが最近発覚した。
オレより先行組で、忍さんはすでにゲームをやめているが、それまでは時々ギルドに出入りしていて、課金でメキメキ強くなっていくオレに劣らない戦力だった。
というか、今いるギルドがgdgdだった時に、初心者で入ってきてギルマスが基盤を叩きなおすきっかけになった人でもあるらしい。
ギルメン15人で共闘するところ、低レベルとはいえ、たった4人でギガントを撃破したのがはじまりとか。
時間いっぱいの死闘状態が(しばらくアプリ語りにつき中略)
……そういえば、今日は新しいイベント来る日だな。時間休取るか。
そんなことをしている間に、すでに遅刻なわけだが、起きられなかったんだから仕方ない。
今日はもうあきらめよう。
あ、コンビニ寄って朝食買って、今日は内勤だから着いてから食b(強制終了)
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余計な事実が発覚しただけの、ひたすら余計なことしか考えない一木の独白。
6.武装警察は中二病(が多い)
秋葉「特殊部隊の人って、一般の武装警察の部署にも出入りするんですか」
司「普段はあまりないんだが、そろそろ異動試験もあるからな」
秋葉「異動試験?」
司「一般採用より、ここから引き抜いたほうが即戦力になりそうだと上が……」
一木「あっ、先輩に司さん!!」
モブA「特殊部隊の人だ……!」
秋葉「めんどくさいの来た」
一木「そろそろ試験ですよね! オレ受けますよ!」
秋葉「マジで!?」
モブB「オレも!」
モブC,D,E,F,G「オレもです!!!」
秋葉「……希望の前に、何かもう一つ試練があった方がいいんじゃないですか」
司「提案しておく……」
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あと一人いたら、この人たち合体してキングスラ〇ムになるかもしれない。
7.大変なことになる
秋葉「それにしてもこの盛り上がりようは…」
一木「最近、神魔の事件があって、特殊部隊の人の戦闘、近くで見た面子多いんですよ。かっこよかったー!」
司「……(その程度の認識で見られても困るんだが)」
モブA「霊装だと、遠距離攻撃もできるんですね!」
モブB「超便利!」
秋葉「普通に銃器でいいんじゃ?」
一木「必殺技とか奥義とかあるんでしょう!?」
司「そんなものは、ない(強調)」
モブC「絶対あるよな!」
モブD「名前がついてないなら」
中二モブ全員「俺たちがつけましょうか!!!?」
司「………」
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早く逃げて、司さん!(by秋葉)
8.上司に欲しい
一木「炎系ならあれだよな。バーストフレア!とか!」
モブB「それ、銃器っぽいから、直接攻撃ならあれだろ。ファイナルインパクトとか」
モブC「術系ならスカーレットグリフォンとか、ブレイブフェニックスとか行けそうだけどなぁ……」
モブD「違うだろ、直接攻撃なら断空炎陣剣ー!とか烈斬虎光閃とか!」
一同「それだ!」
秋葉「……オレ、ついていけないんですが」
司「俺もだ。というか、そんな属性仕様はついてない」
一木「どうですか!? 気合が入りそうでしょう!!?」
司「…………」
司「人のことはいいから、自分のことをまずやった方がいい。そんなに恰好いいと思うなら、自分の技として、自分が使えるようになればいい。その方がずっといいと思わないか?」
一同「……! ……自分の、技として……」
モブD「確かに……」
モブB「オレたちがそんな技を使えるようになる……」
一同「…………」
一木「司さん! オレ、目からうろこです!」
モブE「そうと決まったら、訓練行こうぜ!」
モブ全員「おーーー!」
秋葉「…………司さん、面倒だと思ったでしょう」
司「まぁ、な」
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無駄な会話の輩でも、うまいことモチベーションを上げつつ、自らの面倒は回避する。
高レベルなスキルだ。
9.ベリト閣下、その後
ベリト「……」
従者「閣下、どうなさいました?」
ベリト「人間界で不快度が低かったのは、初めてだな。褒美の品でも送っておくか」
従者「何がよろしいでしょうか」
ベリト「日本人にはデビルフィッシュも縁起ものだと聞いた。ならば、デビルとつくあらゆるものを送るのだ」
従者「承知しました」
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どうする秋葉! 日本のピンチだ!
(その後、日本に詳しいダンタリオンと検閲により止められました)
10.一木の独白2
今日は、特殊部隊の人の戦闘を初めて間近で見た。
すっごいかっこいい。とにかくかっこいい。
何あれかっこいい。
オレも早く一員になれるように、とりあえずかっこよさそうな技の名前を考えt(強制終了)
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一木の語彙力のなさ。
11.忍の日記。
6月8日(月)晴れ。爽風
挿し木の様子、順調。
コケリウムのコケが変異を始めた。
アクアリウムの水槽内には花が珍しく咲いたと思ったら、見たこともない粘菌が発生している。
毎日、少しずつ拡張と縮小を繰り返し、移動をしているから多分、そうなんだろう。
昨年観察していたスズメバチの巣に、今年は横穴が空いていてスズメが出入りしていることに気づいた。
どうやら営巣をしているようだ。
このまま様子を見てみよう。
夜、公爵に飲みに誘われたが断る。
夜風も涼しく、夕涼みにはいい季節になってきた。
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…………ほとんど、何かの観察記録。
そして 夕涼み>ダンタリオン という構図。
12.秋葉くんと忍さん
通信アプリにて。
秋葉『忍、明後日の件どうなった?』-未読
秋葉『おーい、通知切ってないよな。聞いてるか?』-未読
秋葉『……』
ふざけたスタンプを送ってみる。 -未読
以下、通常会話。
秋葉「読んでねーよこれ、3日前からこの状況だけど、オレ、ブロックとかされたの……? 怖くて本人に確認しづらいわ……とりあえず、電話しよ」
・ ・ ・
秋葉「電話にも出ない! 何これオレホントに何かやらかした!? 明後日仕事なんですけど連絡つかないとか、顔合わせづらい! あ、司さんに連絡してみよ」
司『忍なら、3日くらい前から自宅内でスマホが行方不明らしいから、不携帯になってると思うぞ。用があるなら情報局にかけたほうが早い』
秋葉「……3日も行方不明とかどれだけ探す気ないんだよ……」
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都内は公衆電話も多いので、(自分が)緊急事態の場合でも連絡をすることはできる。
(という程度の認識)
会話が長めになってきたところで、今日はここまでです。
大体、ここまでのメンバー全員出た予感。
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