第10話 体育大会の奇跡
時は進む。
反UC勢力はあれ以来沈黙を続けている。
オレには詳細がわからないけど、上の方の国際的な部分でいろいろあったらしい。
裏取引ってやつ?
そもそもUCも反UCも裏の集団だけど。
詳しい事情を知ってるようなソフィアさんがめちゃざっくりと説明してくれた内容によると、反UC側があれはやりすぎだったと陳謝したらしい。
中東テロ組織に頼んだら現場が暴走した。
その組織もUCが既に解体した。
結局、学園爆破までしたのに反UCは何も得られなかった。
そらまあ反省するわな。
まともな大人なら。
人間同士のいさかいを人工知能『イ』が嫌っているのは反UC勢力も知っている。
下手に武力行使を続けて、イがへそを曲げたら大変だ。
そうそう、あの後でレイラとオレが学園に通い続けるとまた他の生徒を巻き込んでしまうんじゃないかと直接ソフィアさんに聞いてみた。
関係ない人間に迷惑かけちゃいかんからな。
そりゃむしろ逆、と言われたよ。
レイラとオレが学園にいることで抑止力になってるそうだ。
レイラとヴァンダーの適合者であるオレはイにとって最優先保護対象だ。
つまり、レイラやオレを傷つければイに報復される。
UCも反UCもない。
人類絶滅まっしぐら。
うかつに手は出せないよな。本来なら。
テロリストたちも爆発の混乱に乗じてレイラをさらうだけのつもりだった。
だから生徒が教室にいなくなる昼休みに爆弾をセットしたのだ。
万が一教室でレイラが弁当食べてたらどうするつもりだったんだろう。怒りに我を忘れたイ・ドゥガンが暴れまくる未来が見えた。
……そら、反UC勢力反省するわ。アホだテロリスト。
それにしてもイも変な奴といえば変な奴だ。
戦闘ロボットの人工知能なのに、戦争嫌いとは。
第一、母星ではレイラと一緒に破門候と戦ってたんだろ。
人間同士の争いがなぜそんなに気に入らないんだ?
レイラに尋ねてみたら、地球人の争いは地球人全員の幸福につながってないからと言われた。
LRを着けてもその意味はわからなかった。
オルドゥーズと地球の戦争は、なんか違うんだということだけはわかった。
レイラの超能力についても、本人に聞いてみた。
「えーと、航平は4と5の違い、分かるよね?」
「そりゃわかる」
「もし、3までしか数えられない人類がいるとしたら、その人類にすれば航平は超能力者よね」
「うん?」
「私に出来て地球人には出来ないことをUCに指摘されるまで、何が超能力なのか自分ではわからないの」
「ははあ、なるほど」
オルドゥーズ人と地球人の間には大きな隔たりがあるようだ。
「そういえば、OTのはずの
「レベルを下げてるから。オルドゥーズのオリジナルを地球人に使ったら記憶が全部なくなるかも」
「こわっ!」
「地球用のデチューン版失認にはほとんど危険はないんだけど、学園付近で使用頻度が高いから、印象の薄い出来事は忘れてしまいがちになるの。航平、そんなことない?」
「そうだな。避難訓練が多いのに、こないだまで多いと感じてなかった……のは間違いなく失認の影響だな。ああ、それと大峰や伊藤とこんなに仲良かったっけ? と最近思った。あれも失認のせいかな?」
「仲が良いことを思い出せたんなら、いいことじゃない」
「あっ、あの派手にやらかした交際宣言は印象を強くするため!?」
「えへへ、それはどうでしょう?」
ペロと舌を出してレイラは笑った。あー、くそ、ホンマかわいいなこいつ!
◇◇◇◇
破門候の野郎、一体いくつの卵を地球に送り込んだのやら。
現れる時は決まって1体だ。1対1ならイ・ドゥガン、つまりレイラ一人で撃破可能だ。
オレが初めて戦ったときは、オレとヴァンダーの接続テストみたいなもんだった。
毎回レイラが若干のぼせたようになるので、手伝おうか? と声を掛けるけど大丈夫よって返される。その言葉どおり問題なく撃退するので出番が来ない。
形の良いお尻を後ろから眺めているだけで戦闘は終わる。それはそれでよいものである。
ドゥガンモードでは瞬間移動が出来ないから、外国に
秘密基地周辺に定期的に襲って来る敵メカって、ほんとに昔のロボットアニメみたいだ。
いっそ観客席を作って見世物にして金儲けしたらどう? と冗談でソフィアさんに言ったら、本気で怒られた。
レイラはちょっと乗り気だったけど。
問題がないのはいいことだが、いろいろ肩透かしな感じなのは否めない。
回収した卵はイが解析し、データをUC本部に転送して詳細を分析中だ。
プラズマの分布から残りの卵の座標を割り出している。
これがうまくいけば、イ・ヴァンダーの活躍場面もあるんだけどなあ。
◇◇◇◇
10月になった。
学園は中旬に行われる体育大会に向けて盛り上がっていた。
永嶺学園の体育大会は、男女混合リレーや綱引き、障害物走に棒倒し、騎馬戦などの定番競技もさることながら、文化部体育部それぞれがクラブにちなんだ仮装をして走るクラブ対抗リレー、昼休み前の組別応援合戦が毎年目玉になっている。
体育大会は、各学年1組から8組まであるのだが、1年から3年までの同じ組を一つのチームとして競う。
学年差によるハンディを揃えるための措置だ。
昔は赤組と白組の二つしかなかったらしいが、今はチームごとの合計得点で順位を決める。ちなみに上位3チームは優勝、準優勝、第3位だが、4位以下はユーモア賞とか敢闘賞などになり、全チームがなにがしかの表彰を受ける。
みんな違ってみんないい、みたいな感じ? 各方面への学園側の配慮がしのばれる
今年は4組チームが盛り上がっている。
当然、2年4組にレイラがいるからだ。
転校初日にクラブが多数勧誘に来ていたが、結局レイラはどこにも入っていない。
けれど、剣道でオレにストレート勝ちをしたことや、体育の授業の陸上競技で超高校級の記録を連発したことなどから、今でも運動系クラブは勧誘をあきらめていない。スポットでいいから秋の大会に参加してと懇願している部もある。
ただでさえ目立つんだから、もう少しおとなしくしていればいいのにと思ったが、あれで相当手を抜いていたらしい。
400メートル45秒13で、歩いてたつもりだったそうだ。バケモンだな。
瞬間移動出来るから、その気になればフルマラソン0秒台だ。誰も信じない。
そんなわけで、体育大会各競技にはレイラが可能な限りエントリーされた。
これで勝つる! と4組チームは喜んでいるが、ずるいだろ。当然他チームからブーイングが起きた。もちろんルール上は問題なく、体育大会実行委員会はそのまま受理した。
打倒4組チーム。
打倒レイラ。
他の7チームは4組チームの優勝を阻止に一丸となった。
盛り上がっているもう一つの理由は、組別応援合戦である。
クラブ対抗リレー同様、コスプレOKなのだ。
4組のテーマは剣と魔法のファンタジーに決まった。
ビキニアーマーの姫騎士レイラが7人の魔王を倒す寸劇を歌と踊りでやるというもの。歌劇っていうんだっけ?
7人の魔王は他組チームで、レイラが4組チームを表しているのはいうまでもない。
オレが提案したんだけど。
まさかこれに決まるとは思わんかったけど。
レイラ本人がそれでいい! って言ったので、あっさり。
ビキニアーマーのデザインは漫研が、コスチューム製作は美術部と演劇部が共同で、シナリオと作曲は文芸部と軽音部がそれぞれ担当してくれることになった。
4組チームではない部員もなぜか参加している。それはそれ、これはこれらしい。
夢に見たレイラのビキニアーマーコスプレ!
萌える! いや燃える!
迎えた大会当日。
小中の運動会とは違い、体育大会は平日なので父兄の姿は多くはないが、PTAの役員さんや、有休取って来ている親がちらほらいる。というか去年よりかなり多い。特にお父さん率が。
……レイラだな。既に学園の有名人だ。親も噂を聞いてるんだろう。
かあさんも見に来ている。アンダーガールズはレオノラさんだけだ。日本の高校の体育大会に興味津々らしかったが、グラサン黒スーツで悪目立ちしている。
開会式に続いて全員参加のラジオ体操の後、競技の皮切りは恒例クラブ対抗リレーだ。
ユニフォームで走るのは運動部。サッカー部はヘディングしながら、野球部はキャッチボールしながら、柔道部は受け身しながら。パフォーマンスが大事だ。テーマは受だ。
文化部はパフォーマンス極振りだ。一人が半紙を一人が筆を持って走りながら字を書く書道部。投げ生け花しながらの華道部。ギターと鍵盤ハーモニカを鳴らして走る軽音部。ガチのマーチングバンドで行進する吹奏楽部……。
趣向を凝らしたネタに観客席は大笑い。この競技は組み分けになってないので得点にはノーカウントだが、大会の掴みはオーケーだ。
オレは剣道部で出たが、防具一式付けて走って汗だらだらになった。走りながら素振りしただけなので受けも良くなかった。でも他にどうしろってんだよ。
午前中のハイライトは最後の棒倒し。8本の棒が運動場いっぱいに広がって立てられ、防衛部隊が棒を中心とする円の内側に着き競技開始。
左右から一斉にスタートした攻撃部隊。飛び出したのはやはりレイラだ。
とにかく速い! そんでなぜか裸足!
レイラはまず手近な3組の防衛部隊を跳び越えた。そして5メートル余りある棒の先端にアクロバット選手よろしく取りつく。ジャンプの勢いでグルンと回り、棒をしならせながら反対側に大きく傾けた。30人の防衛部隊が必死に支えるが、レイラの勢いは止まらず一気に倒れた。
3組の棒を倒すや否や今度は5組陣営にダッシュ。ガタイの大きい男子が5人組になってレイラに立ちはだかるが、背中や肩を踏み台にし八艘跳びならぬ5人跳びで棒に取りつきまたあっという間に倒す。連邦の白い奴か。
勢いに乗ったレイラはもう止まらない。続いて6組、7組の棒をパルクールのパフォーマンスのように連続で飛び移り足のばねの勢いで倒す。地上に降りてないぞレイラ。
が、そこで残った1組、2組、8組の攻撃部隊が団結して4組を襲撃した。4組の攻撃部隊はレイラ一人に任せ防衛部隊に参加する。それを見たレイラは他組への攻撃を優先。
まず離れた8組をあっさり倒し、戻り際に4組の棒に取りついていた数人の敵攻撃部隊をセミの抜け殻でも取るようにひょいひょいと引きはがす。
そのまま2組へ向かい、えいやっと棒を一人で持ち上げ放り投げ、1組の棒にハイジャンプからのドロップキックをかましたとき、4組の棒が倒れた。遅れて1組の棒が半ば折れた状態で倒れる。その差わずか0.5秒。
レイラが一人で倒したのは7本。だが勝敗は倒した棒の数を競うのではなく、一番最後まで残った組の勝ちだ。
1位1組。2位4組。
決着まで30秒足らず。過去最速の棒倒しであった。
昼休みの前に、組別応援合戦が始まる。
教室で着替えた4組女子がわらわらと校庭に出て来る。男子は今回は被り物や小道具主体なので校庭の組テントで先に待機ゾーンで待っていた。
レイラが出てきた。
うっひょー!
オレが夢で見たよりも際どい。そしてクオリティが高い。
ありがとう漫研。ありがとう美術部。ありがとう演劇部。
一応PTA方面に配慮して肌色の全身タイツを下に着けているのだが、ちょっと光る素材なのでローション塗ったみたいでかえってエロイ。大きい胸はタイツごしでもしっかりくっきり谷間が出来てる。
これはビキニアーマーの胸元がタイツごと寄せて上げてるせいもある。素晴らしい立体デザインである。下乳もハミ出てるし。
同じことはお尻にもいえて、超ハイレグなローライズアーマー自体お尻にぴったりフィットな桃状デザインのためはみケツ部分にプリッと谷間が出来ている。
控えめに言ってサイコーだ。
そして4組の番になる。
満を持して始まる歌劇『姫騎士と7人の魔王』。
どよめく歓声。
盛り上がった!
観客はね!
オレは考え違いをしていた。
演じてる方からは、なんも見えない!
オレなんてダンジョンの岩壁Fだぜ。
舞台の後ろの方でベニヤ板に描いた岩の絵支えてるだけの役だぜ。
レイラの歌声は聞こえるけど、姿は全く見えなかった。トホホ。
ロテルに帰ってからレオノラさんが撮った動画をレイラと一緒に見たけどさ。
生で見たかったよ……。くすん。
昼休みは小中の運動会と違って親と一緒にご飯を食べたりはしない。今では小中も一緒に食べないらしいな。
オレはいつものように食堂で大峰、伊藤とつるんで食べる。
レイラは取り巻き達と一緒に離れた場所で食べている。天丼だった。
いつもの光景だが、最近オレへの風当たりが弱くなってきた。なんとなくオレとレイラの交際を認めるような風潮になってる。
初期と比べればという程度の変化だけど。
あれっきり大峰も本気で突っかかってこない。たまにからかわれたりはするけど、しょうがないなあって感じ。
あの時の大事な話って何だったんだろうな。
かあさんとレオノラさんは、お昼はリムジンの中でコンビニ弁当食べたそうだ。あのリムジン、冷蔵庫に電子レンジも搭載してるんだよね。テレビにインターネットも繋がるんだぜ。
まあそれ以前に空飛ぶから驚くような話じゃないけど、ちょっとした小ネタね。
さて、午後。
後半の競技も進み、いよいよ最後の競技、男女混合リレーだ。
ここまで、トップは1組。2位4組。3位7組と続く。
レイラが出た競技は上位の結果だが、半分は団体戦のため総合点ではあまり差がつかない。傑出した選手がいてもそれだけでは点が稼げないルールなのは、学校教育としては正しいんだろう。
しかし最後のリレーで一着になれば逆転だ。いやが上にも盛り上がる4組。
男女今後リレーは男女4人づつの8人一組。順番に男女の制限はないが、第一走者とアンカーは200メートル。残り6人は100メートルを走る計1000メートルレースだ。
このルールのため、第一走者とアンカーは男子、100メートルを女子4人、男子2人という順になることが多い。男子二人を何番目に持ってくるかが作戦のかなめだ。
しかし4組はあえて第一走者とアンカーを女子にした。第一走者は遅れるのは覚悟のうえで、中継ぎを男子4人、女子2人にして追い上げ、アンカーで逆転する策だ。
もちろんアンカーはレイラである。
ただ、現在トップの1組には男子陸上のエース林原がいる。こいつがアンカーになるだろう。
400メートルの記録はレイラが林原よりもわずかに早い。途中4人の男子の追い上げが鍵だ。
などと4組の連中は話しているが、レイラにバトンが渡った時点で1組がゴールさえしてなければまずウチの勝ちなのをオレは知っている。レイラは今まで実力を見せてない。オレはリレーに出ないので、安心してテントで休んでいた。
「腹が痛いだって? 先生ー、ちょっと来てください」
「お前この炎天下に弁当置いてたのかよ」
「だっておふくろが持ってけって。うぶっ、と、トイレ!」
「保冷剤入れとかないから……」
「こりゃだめだ」
突然オレがリレーに出ることになった。
7番走者の吹屋が食あたりで保健室送りになったからだ。って、えーーっ!
ちっ、仕方ない。俺の電光石火の足さばき見せてやるぜ。
足さばきだけだけど。
それにオレは短距離より長距離タイプなんだけど。
冬のマラソン大会は結構上位なんだが。
トラックに集合する。
「頑張ろうね、航平」
「おお」
アンカーの赤いタスキを斜め掛けしたレイラに発破を掛けられる。
集合した時点で他組の並び順が分かる。
なんと1組は林原が第一走者だ。アンカーまでに大差をつけようという思い切った作戦に出た。
1組には策士がいるようだ。林原本人かもしれないな。
ピストルが鳴った。
第一走者は案の定林原がぶっちぎりだ。200メートルという距離もあって2位以下との差が大きく開く。4組は最下位。他組は全員男子だからそれは予想どおりだが、トップ1組とは半周以上の差だ。2番走者はウチは男子。他は女子。定石では2、3、4、6番を女子。1、5、7、8番を男子にする。オレも多分そうする。
差は詰まるものの100メートルではわずかだ。うちは3番走者も男子。また少し差が縮まるがまだ1組とは3分の1周くらい差がある。4番走者は女子。わずかに差が詰まる。5番走者も女子。1組はじめ他は男子が多くここでまた差が開いた。
だが第6走者は男子。1組は女子。が、まさかのバトンミスでタイムロス。差が縮まらない。
残るは第7走者のオレとアンカーのレイラだ。バトンを受け取ったオレはレイラ目指して猛ダッシュする。そしてこけた。
ヤバい。
ロテルの快適な環境でのんびりし過ぎていた。最近体重増えたかもと思ってたんだ。食事が美味すぎるし。ベルトがちょっときつく感じるし。
午前も剣道着で軽く走っただけでへばった。
第一剣道の練習全然やってない。身体がなまっていたんだ。
めっちゃヤバい。
起き上がったときには1組のアンカーにバトンが渡っていた。確かサッカー部だ。あいつも林原に劣らず速い。
レイラ以外のアンカーがもう全員スタートした。
オレはまだ50メートルも走っていない。
早く、早く。
もっと、もっと。
動け、動くんだオレの足。
世界がスローモーションになったかのように感じながら、ようやくレイラにバトンを渡した時、1組アンカーは最終コーナーを回っていた。4分の3周差。相手はゴールまでわずか50メートル。
「まかせて」
レイラは疾風の如く飛び出した。
そしてあっという間に6人をごぼう抜き。
ゴール直前で1組アンカーを抜き去り、トップで通過した。勝利を確信していた1組は唖然呆然。
アンカーが最後の50メートルを走り終える前に200メートルを走りきったことになる。
つまり200メートル5、6秒台。
もちろん公式認定されない。記録を取っていたわけでもない。
が、観衆は奇跡の瞬間を見たのであった。
これもまた、超能力であろう。
体育大会は結局予想通り4組チームの優勝で終わった。
そしてオレはいいトコなしだった。
しばらくの間、鬼と化したかあさんに鍛え直された。
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